はじめに
Orbitalを更新するには、「自動」と「コネクタ搭載」二つの方法がございます。本記事では、Orbitalの更新方法について説明させていただきます。
前提条件
Orbitalはadvantage以上のライセンスでご利用いただけます。利用するにはポリシーの詳細設定からOrbitalを有効化にする必要がございます。
本記事は2023年4月10日現在のCisco Secure Endpointの情報に基づいて、作成しております。
バージョンアップに伴う仕様変更によって、将来的に予告なく変更される場合がある旨、予めご了承ください。
結論
Orbitalの更新はSecure Endpoint Connectorの更新とは別に行われるOrbitalイメージ全体のフル更新であり、差分によるアップデートではございません。更新のデータ量はバージョンにより異なります。一例として、現行バージョン1.27.3は70MBほどサイズでございました。大量にコネクタがある環境での更新によりトラフィックが高騰し、帯域圧迫が発生することがございます。
下記いずれの方法でもOrbitalを更新できますが、お客様の環境に合わせて選択していただくか、グループを分けてご実施いただきますようお願いいたします。
「自動」と「コネクタ搭載」更新の違い
・「自動」
以下のように、「自動」を選択すると、新しいバージョンが使用可能になりましたら、Orbitalは自動的に更新されます。
・「コネクタ搭載」
「コネクタ搭載」を選択すると、Orbitalはコネクタの更新ウィンドウで更新されます。
「日付の範囲」を未来の時間に設定して、指定の時間範囲内におさまっていれば、Orbitalは更新されます。
「コネクタ搭載」の設定の場合、Orbital は必ずしもCisco Secure Endpointと同時に更新されるわけではございません。例えば、Cisco Secure Endpoint では既に指定のバージョンになっていた場合でも、Orbitalが最新バージョンではなければ、指定の時間になると、Orbitalは更新されます。
また、「日付の範囲」を過去の時間に設定する場合は更新されませんので、ご注意ください。