はじめに
本稿ではSWA (Secure Web Appliance: 旧称WSA)をGUIからアップグレードする方法をご紹介いたします。AsyncOS 14.5.0の動作を基に執筆しています。SWAのバージョンによっては動作が異なる場合があります。
また、ここでご紹介しているのはアップグレードの一例です。それぞれのお客様の要件に合わせて、ここに記載されている以外の手順で実施することができるケースもあります。
設定のバックアップ
「設定ファイル」をローカルにバックアップしておきます。具体的な手順は以下のページに記載があります。
SWA:設定ファイルの取得方法
「PACファイル」や「カスタマイズしたエンドユーザ通知ページ」がある場合は、それらもバックアップしておきます。それぞれの配置場所は以下のページに記載があります。
PAC ファイルの概要と WSA での配置場所を教えてください。
エンド ユーザ通知ページをカスタマイズするにはどうすればよいですか。
イメージのダウンロード
adminユーザでログインします。
SWA GUI > System Administration > System Upgrade
(SWA GUI > システム管理 > システムアップグレード)
Upgrade Options(アップグレードオプション)をクリックします。
アップグレード先のバージョンを選択し、Proceed(続行)をクリックします。
本稿ではDownload only(ダウンロードのみ)オプションを選択して、イメージをあらかじめダウンロードしておき、実際のアップグレードは後ほど実施することとします。ダウンロードとインストールを続けて進める場合は、Download and install(ダウンロードしてインストール)オプションを選択することも可能です。
ダウンロード中は進捗が表示されます。
ダウンロードが完了するとInstall(インストール)オプションが表示されます。
イメージのインストール
SWA GUI > System Administration > System Upgrade
(SWA GUI > システム管理 > システムアップグレード)
Upgrade Options(アップグレードオプション)をクリックします。
Install(インストール)オプションを選択し、Proceed(続行)をクリックします。
表示されている内容を確認し、Continue(続行)をクリックします。
インストール中は進捗が表示されます。
Reboot Now(今すぐ再起動)をクリックし機器を再起動します。
再起動は20分程度かかることがあります。
再起動後に目的のバージョンになっていることを確認します。
SWA GUI > System Administration > System Upgrade
(SWA GUI > システム管理 > システムアップグレード)
参考情報
エンドユーザ ガイド
リリース ノート
AsyncOS アップグレードを行う際の注意
セキュアWebアプライアンスのアップグレードプロセス
WSA AsyncOS アップグレード後に FTP サービスが無効になる