Catalyst スイッチにおいて、問題が発生した場合、show コマンドの情報はトラブルシューティングに役立ちます。例えば、show tech-support コマンドを実行する場合、出力結果が長大なため、コンソール上で確認するのは効率的ではありません。そこで、例として show tech-support の出力結果を直接 flash などに保存する方法について説明します。
■手順
1. 特権モードに入ります。
Switch>enable
Switch#
2. オプション redirect を利用することで、show tech-support コマンドの出力結果を保存場所にリダイレクトします。
Switch#show tech-support | redirect flash:showtech_output.txt
flash:showtech_output.txt は出力結果を保存するファイルのパスと名前です。必要に応じて保存先とファイル名を変更してください。なお、show tech-support を取得できるまでに2~3分程度かかります。
3. 保存の確認
保存が完了したら、フラッシュメモリ内にファイルが正しく保存されていることを確認します。次のコマンドを使用して、フラッシュメモリの内容を一覧表示します。一覧に showtech_output.txt ファイルが含まれていることを確認してください。
Switch#dir flash:
Directory of flash:/
278556 -rw- 1721496 Jul 11 2024 06:37:56 +00:00 showtech_output.txt
<省略>
この方法を使用することで、show tech-support だけではなく、他のshowコマンドの詳細な出力を効率的に保存し、必要な時に簡単にアクセスできるようになります。特にトラブルシューティングやサポートへの提供が必要な場合に便利です。