拡張範囲VLANを使うために、拡張 system id を有効にする必要があります。64 個の MAC address をサポートしているシャーシでは、いつも 12bit の 拡張 system id を使います。1024 個の MAC address をサポートするシャーシでは、拡張 system id を有効にすることで、STP は 拡張 system id として VLAN ID を使います。
注意:64個のMAC addressをサポートするシャーシや、拡張範囲VLANを設定している場合には拡張 system id を disable にすることができません。
拡張範囲VLANを設定する手順は下記になります。
- 拡張範囲VLANは configuration mode で設定する
Switch#configure terminal
- 1024個の MAC address をサポートするシャーシで拡張 system id を有効にする。
Switch(config)#spanning-tree extend system-id
- VTP では拡張範囲VLAN(1006-4096)を伝搬できないので、拡張範囲VLANは手動で設定をする。
Switch(config)#vtp mode transparent
- 拡張範囲VLANを設定する
Switch(config)#vlan vlan-id
- show vlan コマンドでVLANを確認する。
注意:拡張範囲VLAN(1006-4096)を設定する場合には、CatOSでは拡張範囲VLANが使用でき ないことに注意する。