Smart Licensing Server で ICMP が遮断される可能性があるため、 Catalyst 9000 スイッチを CSSM とダイレクト接続する場合、 CSSM との疎通性を確認するには CSSM への ping ではなく、下記のコマンドを利用してください。
Transport が smart の場合
telnet smartreceiver.cisco.com 443 /ipv4
Transport が call home の場合
telnet tools.cisco.com 443 /ipv4
VRF を利用の場合は上記のコマンドに /vrf <vrf_name> を追加してください。
また、/source-interface <interface_number> をオプションとして追加することで CSSM との接続ポートを指定できます。
コマンド例
Switch#telnet tools.cisco.com 443 /vrf xxx /ipv4 /source-interface xxx
Switch#telnet smartreceiver.cisco.com 443 /vrf xxx /ipv4 /source-interface xxx
Switch#telnet tools.cisco.com 443 /source-interface vlan x /ipv4
Switch#telnet smartreceiver.cisco.com 443 /source-interface vlan x /ipv4
コマンド実行の結果としては、下記のように Open と表示されれば疎通性に問題ありません。なお、コマンドを実行してから反応があるまで時間を要します。
Switch#telnet smartreceiver.cisco.com 443 /ipv4
Trying smartreceiver.cisco.com (xxx.xxx.xxx.xxx, 443)... Open
また、 Smart Licensing Server の IP/IPv6 アドレスが固定ではなく、不定期的に変更される可能性があります。 DNS による名前解決ではなく、通信経路上の機器にて IP アドレスで static に Smart Licensing Server への経路を設定していたり、ファイヤウォール等で FQDN ではなく IP アドレスで許可していた場合、 Smart Licensing Server の IP/IPv6 アドレスが変更された後 Catalyst 9000 スイッチが Smart Licensing Server への疎通がなくなります。この場合、経路上のルート設定やファイヤウォール上の設定を確認してください。
