はじめに
本ドキュメントは Catalyst 9200 に C9200-NM-4X を搭載した際の制限について
ご紹介します。
* Stack 構成で いづれかの Catalyst 9200 に C9200-NM-4X を搭載した場合も含みます。
制限内容
C9200-NM-4X 搭載した Catalyst 9200 が 起動時(再起動時も含めて) に
Down Link Interface (例:Gi1/0/1-Gi1/0/48) の Link UP に 時間を要します。
C9200-NM-4X に搭載している Phy による期待された動作となります。
対向機器の Interface で Link UP する タイミングは通常通りのため、本制限によりCatalyst 9200 と 対向機器の Link UP する 時間が 異なり、 対向機器の Link UP 後にしばらく経過した後に Catalyst 9200 が Link UP します。
制限による諸問題
対象 Interfaceで Etherchannel mode on をご使用の場合
-> mode on の特性上、対向機器は物理 Interface link UP で 即座にEtherchannel interface で member port として組み込み Link UP します。
Catalyst 9200 が Down Link Interface up -> Etherchannel member port 組み込みが完了するまで 通信断続時間が発生しえます。
* LACP / PagP の場合は、各 mode の特性上、筐体間で negotiation 完了後に
member port として組み込まれるため、本動作は発生しないことが期待されます。
解決策
対向機器で link up する 時間に Delay を設ける機能により
Link Up する タイミングを 近しくなるよう 調整することが有効です。
対向機器を Catalyst 9000シリーズ で carrier-delay 60 (seconds) により
一定の効果があることを確認済み
参考情報
CCOで以下の内容で掲載。
Network Module
— When the C9200-NM-4X network module is plugged into the C9200 SKUs of the Cisco Catalyst 9200 Series Switches, the downlink interface remains in down state until the network module is recognized by the switch. The time taken for the switch to recognize the network module is longer in comparison to the time taken by the switch to recognize other interconnected devices.