はじめに
本ドキュメントでは、Catalyst Center を計画停電等で停止・起動させる場合の手順を説明します。
尚、Single 構成、HA 構成でも同様の手順です。
停止手順
0. バックアップを取得（起動時の問題に備えて念の為取得しておきます）
Cisco DNA Center Administrator Guide, Release 2.3.5 - Back Up Data Now
1. すべての DNAC Host OS に SSH 接続
2. 下記コマンドをすべての DNAC Host OS に対して同時に実行
$ sudo shutdown -h now
10分程でシャットダウンします。
起動手順
1. すべての DNAC CIMC に SSH 接続
2. 下記コマンドをすべての CIMC に対して同時に実行
# scope chassis
/chassis # power on
システムが立ち上がるまでに 1時間程 かかります。（環境によって時間が変動する場合があります）
起動後の正常性の確認
システム起動後、内部動作が安定するまで 2,3 時間程お待ちいただいてから確認ください。
CIMC 側の確認：
CIMC GUI > Chassis > Summary > Chassis Status より、ステータスが Good であることをご確認ください。
CIMC CLI で確認する場合は、下記のコマンドで LED Color が Green であることをご確認ください。（FP_ID_LED（ロケータ LED）は BLUE で問題ありません）
# scope chassis
/chassis # show led
DNAC 側の確認：
DNAC GUI > System > System 360 より、Hosts のステータスが Green であることをご確認ください。
DNAC CLI で確認する場合は、下記のコマンドで STATUS が Running, Completed であることをご確認ください。（バージョンによってコマンドが異なる場合があります）
$ magctl appstack status
HA クラスタの場合の注意点
停止、起動する際は、1台のノードのみが起動状態とならないようにご注意ください（同時に 2台 が停止状態となることは控えてください）。HA 構成では 2台 以上が起動状態である必要があるためです。
そのため、3台 同時にコマンドを実行する際は、ターミナルソフトのブロードキャストコマンド機能（複数のターミナルにコマンドを同時入力する機能）等を使用ください。
参考資料
Cisco DNA Center High Availability Guide, Release 2.3.5 > Typical Cluster Node Operations
> Task: From the CLI, shut down all of the nodes in a three-node cluster.
Cisco DNA Center Second-Generation Appliance Installation Guide, Release 2.3.5 > Chapter: Troubleshoot the Deployment
> Power Cycle the Appliance
