はじめに
この記事では、ManagerのGUI上で、特定の通信が正しくローカルブレイクアウトされているか確認する手順を紹介します。
概要
Catalyst SD-WANのトラブルシューティング機能であるNWPIを使用することで、cEdgeに対してData Policy/Application Priority & SLA Policyの設定を適用後に、特定の通信が正しくローカルブレイクアウトされているか簡単に確認可能です。
事前準備
ManagerでNWPIを実施できるようにするために、「Administration → Data Collection & Statistics → Data Stream」からData Streamを有効化します。
NWPIを使用したローカルブレイクアウト通信の確認手順
「Tools → Network Wide Path Insight」に移動します。
「New Trace」をクリックします。
パケットキャプチャ対象のトラフィックを送信する端末が存在するSiteとService VPNを指定し、「Start」をクリックします。
NWPIのTraceの状態が「running」に変化したことを確認し、「View Insight」をクリックします。
「INSIGHT」にNWPIで取得したフロー情報の一覧が表示されます。ローカルブレイクアウトされているフローのLocal Colorには「NAT_DIA」と表示されております。
「INSIGHT - ADVANCED VIEWS」では、ローカルブレイクアウトの際のNATの処理や、どのWANインタフェースから転送されたかなども確認可能になります。