1. crashinfo とは
crashinfo fileは、機器のcrash、予期しない再起動が発生した際に生成され、diagnostic、log、memory情報など原因調査を行う際に有用な情報が集収されたfileです。
crash事象の調査をTACへ依頼される場合は、以下の手順で crashinfoの有無を確認頂き、生成されている場合は、取得した crashinfoも合わせてケースオープンをお願いします。
2. cashinfo の確認方法
Catalyst6500, Cisco7600では、以下の通り、crashが起きたprocessor毎にcrashinfoが生成されます。
dir all-filesystems コマンドで、crashinfoの有無、また、どのprocessor上で生成されたかの確認が可能です。
Switch Processor (SP):
-Supervisorに搭載されているSPで生成された場合は、sup-bootflash、または、sup-bootdisk に保存されます。
※Supervisor を二重化されている場合は、slavesup-bootflash、または slavesup-bootdiskにも生成されます。
Directory of sup-bootdisk:/ 1 -rw- 98539332 Feb 03 2001 14:13:34 +09:00 s72033-ipservicesk9_wan-mz.122-33.SXI3.bin 2 -rw- 20176 Aug 02 2001 18:42:05 crashinfo_20010802-234205 |
Route Processor (RP):
-Supervisorに搭載されているRPで生成された場合は、bootflash、または、bootdisk に保存されます。
※Supervisor を二重化されている場合は、slavebootflash、または slavebootdiskにも生成されます。
Directory of bootflash:/ 1 -rw- 7146 Feb 03 2001 06:50:39 test.cfg 2 -rw- 20176 Aug 02 2001 18:42:05 crashinfo_20010802-234205 |
Distributed Forwarding Card (DFC):
-DFCを搭載したモジュールで問題が発生した場合は、DFC上のbootflash に保存されます。
Directory of dfc#6-bootflash:/-#- ED ----type---- --crc--- -seek-- nlen -length- -----date/time------ name 1 .. crashinfo 2B745A9A C24D0 25 271437 Jan 27 2003 20:39:43 crashinfo_ |
3. cashinfo の取得方法
crashinfoの取得方法は CLI上に出力させる方法と、file自体をTFTPでアップロードする方法があります。
CLI上に出力させて取得する方法
(1)ターミナルソフトで ログ記録を有効にします。 (例: TeraTermの場合は ファイル->ログ) (2)Catalyst6500, Cisco7600上で、Terminal lengthを 0 に設定します。 Router#terminal length 0 (3)more path:filename で fileの内容を出力させます。 例) Router#more slavesup-bootdisk:crashinfo_20110407-182546-UTC |
TFTPでアップロードする方法
(1)Catalyst6500, Cisco7600上で copy path:filename tftp: を実行します。 例) copy slavesup-bootdisk:crashinfo_20110407-182546-UTC tftp: |