はじめに
Cisco Crosswork Network Controller(以下CNC)における、
collectコマンドでのログ取得の方法についてのご紹介です。
概要
CNCは複数のノードのクラスターで構成されていますが、個別のノードのみでCLIからログを取得したい場合などにcollectコマンドが活用できます。
collectコマンドでは、コマンドラインから、そのノード上で稼働しているpodのログやそのノード自身のシステムログ等を取得することができます。
障害等によりCNCのGUIによるログ取得が出来ない場合などに、特定のノードのみでログを取得したい際には、collectコマンドを使用することで効率よくログ取得が可能です。
実行方法
- ログを取得したいノードにSSHログイン。
- 引数なしでcollectコマンドを実行します。
- ログファイルは、tar.gz形式で/mnt/cw_glusterfs/bricks/brick1/ に保存されます。
下記が実行例となります(出力の一部を省略しております)。
# collect
~ommited~
Done! Tar file: /mnt/showtech/vmlogs_host_20230726005702.tar.gz
Unmount gluster 0
Collect logs from /mnt/showtech in robot-orch pod
#
「Done」が表示され、ログの取得が完了したことが確認できます。
ここで、logs取得先のpathが/mnt/showtech になっているように見えますが、こちらはrobot-orch pod上でのマウント先となっております。
ノード上では、保存先は/mnt/cw_glusterfs/bricks/brick1/ となっております。
lsコマンド等でログが取得できていることをご確認いただけます。
# ls -l | /mnt/cw_glusterfs/bricks/brick1/vmlogs_*
以上