はじめに
本ドキュメントでは、Cisco DNA Center(Cisco Digital Network Architecture Center) 用の ISO ファイルについて説明します。本ドキュメント作成時に確認している製品バージョンは、Cisco DNA Center version 1.3.3.9 です。
目的
DNA Center の ISO ファイルは、主に以下のような場合に利用します。
目的 |
用途 |
備考/注意事項 |
DNA Center アプライアンスを初期化する |
特定バージョンでの新規構築 |
出荷時のバージョンでの新規構築を行いたくない場合に実施
|
復旧のためのリイメージによる再構築 |
(必要に応じ)既存環境のバックアップ取得を推奨
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既存バックアップのリストア用の環境構築 |
リストアしたいバックアップに含まれるバージョンでのリイメージが必要 |
3 ノードクラスタの追加ノードを構成する |
クラスタを組む際の追加ノード起動用 |
マスターノードの System Package バージョンと同じバージョンの ISO が必要 |
ISO イメージの入手方法
software.cisco.com よりダウンロードが可能です。
備考
- 以前は ISO 入手には TAC SR のオープンが必要でしたが、上記サイトより直接ダウンロードが可能となりました。
- 新しいバージョンのリリース(オンライン アップデートの提供開始)から ISO イメージが提供可能となるまでには、通常数日を見込んでいますが、場合によりそれ以上かかる可能性もあります。
- 先行ユーザー対象の制限リリースまたは AirGap Deployment 用の ISO、その他何らかの理由により本サイトには掲載されない場合もあります。また本サイトからダウンロード可能な ISO ファイルは今後変更となる可能性があります。
一般公開されていない ISO ファイルについて
- 先行ユーザー対象の制限リリースまたは AirGap Deployment 用 ISO の入手については、前提として Cisco から許可されているユーザーである必要があります。必要な場合は Cisco 担当者経由でご相談の上、対象ユーザーの場合、希望バージョン、シリアル番号、member_id(既存環境の場合) 、Cisco 担当者名の情報を添えて TAC SR をオープンします。
- 本サイトに掲載されていない通常版の古いバージョンの ISO ファイルが必要な場合、TAC SR をオープンして問い合わせます。提供可能な場合は、SR のご契約番号に紐付けられた Cisco.com ID にてダウンロード可能なリンクをご案内します。
ISO イメージファイルの検証
ダウンロードしたイメージファイルの検証手順については、ご利用のバージョン/モデルに対応する Installation Guide の Verify the Cisco DNA Center ISO Image セクションを参照します。マニュアル上のファイル名は以下表のように読み替えてください。DNAC 上での実施例については DNAC: DNA Center 上でのリカバリ用ブータブル USB メモリ作成 の記事を参考にできます。
ファイル |
マニュアル手順内のファイル例 |
実際のファイル例 |
DNAC-SW-x.x.x.x.iso |
ISO-image-filename |
DNAC-SW-1.3.3.9.iso |
DNAC-SW-x.x.x.x.sig |
signature-filename |
DNAC-SW-1.3.3.9.sig |
dnacx.x.x.x._cisco_image_verification_key.pub |
cisco_image_verification_key.pub |
dnac1.3.3.9_cisco_image_verification_key.pub |
ISO イメージからの起動
イメージファイルからの起動、構成方法については、ご利用のバージョン/モデルに対応する Installation Guide の Reimage the Appliance セクションを参照します。USB ブートイメージの作成環境や手順に詳細な指定がありますが、推奨手順以外では問題が発生した報告もあるため、手順通りに構成を行うようにします。DNAC 上での実施例については DNAC: DNA Center 上でのリカバリ用ブータブル USB メモリ作成 の記事を参考にできます。
注意事項
インストール時の前提条件、制限事項等については、ご利用のバージョン/モデルに対応する Installation Guide の Plan the Deployment を参照します。その他の注意制限事項等については、ご利用バージョンの Release Notes を確認します。
参考情報