本ドキュメントでは、DNA Center Appliance (Cisco Digital Network Architecture Center Appliance, DN2-HW-APL-XL) のハードウェアに関するログの採取方法を説明します。本ドキュメント作成時に確認している製品バージョンは、DNA Center release version 1.3.3 です。
(DN1-HW-APL については DNAC: DNA Center Appliance(DN1-HW-APL) 調査用ログ取得手順、DN2-HW-APL/DN2-HW-APL-L については DNAC: DNA Center Appliance(DN2-HW-APL/DN2-HW-APL-L) 調査用ログ取得手順、ソフトウェアに関するログは DNAC: DNA Center 調査用ログ取得手順 で説明しています。)
概要
DNA Center Appliance の第二世代となる DN2-HW-APL-XL は、Cisco UCS C480 M5 シャーシをベースに Intel X710-DA2 network interface card (NIC) および Intel X710-DA4 NIC (将来の拡張のため搭載されており、出荷時期によっては Disabled が既定) を追加した状態で構成されています。
スペック詳細は Cisco DNA Center Second-Generation Appliance Installation Guide の Review the Cisco DNA Center Appliance Features セクションで確認できます。各モデルでサポートするスケールは Data Sheets の Scale and Hardware Specifications 表を参照します。
CIMC による初期設定を含む DNA Center Appliance 製品として必要な基本操作は Cisco DNA Center Second-Generation Appliance Installation Guide に記載されています。ガイド中では、搭載される CPU コアの数から DN2-HW-APL-XL のことを 112 core appliance と呼んでいます。
ハードウェアに関するログ採取やトラブルシューティングについてはベースとなる Cisco UCS C シリーズの資料を参考にできます。以下に UCS C-Series 製品に関する役立つ資料がまとまっています。
注意事項
DNA Center の製品マニュアルに記載のない管理操作については、特別な理由がなければ通常必要ありません。例えば、CIMC の機能で工場出荷時の状態にリセットにしてしまうと、DNA Appliance として工場で追加構成された設定が失われてしまうため再構成が必要となります。CIMC のバージョンについては DNAC: Cisco DNA Center Appliance のサポートする Firmware について で説明しています。
モデルによってアプライアンスの構成に差異があるため、導入手順が異なる部分もあるので注意します。利用している DNA Center バージョン、モデルに対応する資料を参照します。型番の確認は DNA Center CLI にログインし、以下のコマンドを実行することで確認可能です。
$ more /sys/devices/virtual/dmi/id/product_name
ログ採取
テクニカルサポートデータの取得方法
以下の資料を参考にして CIMC より Technical Support Data をローカルへ取得します。
ストレージ ファームウェア ログの取得方法
ストレージの問題が疑われる場合、ストレージ ファームウェア ログの調査が有効な場合があります。
TAC からの指示に応じて以下の手順を実施後にテクニカルサポートデータを取得します。
参考資料