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Kiyohiko Sato
Cisco Employee
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EIGRP address-family 配下に autonomous-system コマンドと passive-interface コマンドを同時に設定する場合にはコマンド設定のタイミングにより、該当インタフェースにおいて EIGRP が有効にならない場合があります。

これは、 EIGRP では、 address-family ごとに autonomous-system が設定されたタイミングで別々のプロセスが割り当てられる実装になっているため、autonomous-system コマンドが設定される以前に設定されていたコマンドの一部が有効にならないためです。

例えば、下記のような設定を上から順に設定をしていった場合には、最終行で設定されている autonomous-system 100 が設定された段階で、この address-family のプロセスが有効になるため、インタフェース gi0/1 において EIGRP ネイバーを確立できません。

router eigrp 1

address-family ipv4 vrf ABC

network 192.168.1.0 0.0.0.255

passive-interface default

no passive interface gi0/1

autonomous-system 100

上記の回避策は下記のような設定を上から順に設定していき、 autonomous-system 100 を最初に設定することになります。

router eigrp 1

address-family ipv4 vrf ABC

autonomous-system 100

network 192.168.1.0 0.0.0.255

passive-interface default

no passive interface gi0/1

また、比較的新しい IOS では、 address-family 配下に autonomous-system を設定することはできず、vrf 名を指定する際に下記のように設定する必要があります。

下記の設定方法でも同様に回避策となります。

router eigrp 1

address-family ipv4 vrf ABC autonomous-system 100

network 192.168.1.0 0.0.0.255

passive-interface default

no passive interface gi0/1

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