このドキュメントでは IOS/IOS-XE の OSPF の default-information originate [always] コマンドについて説明します。
OSPF でデフォルトルートをアドバタイズする場合は、default-information originate もしくは default-information originate always を使用する必要があります。それぞれコマンドの意味は以下の通りです。
- default-information originate
自身のルーティングテーブルにデフォルトルートがあれば OSPF はデフォルトルートを LSA Type 5 でアドバタイズします。
基本的には上述の通りですが、OSPF の default-information originate については例外があります。
OSPF の default-information originate コマンドは以下の方法で学習したデフォルトルートについては、自身のルーティングテーブルにデフォルトルートを保持していてもルーティングループを避けるためデフォルトルートをアドバタイズしません。
・iBGP から学習したデフォルトルート
・OSPF で学習したデフォルトルート