はじめに
PI では Facility field が「0000 0…」となる syslog フォーマットをサポートしません。
PI 3.5 以前のバージョンでは該当 syslog が Syslog Viewer で表示されますが、PI 3.5 以降のバージョンでは、表示されないようになっています。PI 仕様上サポートしない syslog フォーマットであるため、PI 3.5 以前のバージョンでは表示される該当 syslog の正確性、受信など動作の保証は行えません。
詳細内容
以下に例として、PI 3.2と PI 3.6 での確認を比較して説明いたします。
1. UDP ポート 514でパケットキャプチャを取得して確認しますと、syslog はデバイスから PI に送信されていることが確認されます。
※ PI IPアドレス : 10.71.224.155
※ デバイス IPアドレス : 10.124.38.210
2. PI 3.2 の GUI で、モニタ > モニタリングツール > Syslog Viewerを順にクリックして、以下のように syslog が確認されます。
但し、PI 3.6 の Syslog Viewerには上記のメッセージが表示されません。
参考情報
デバイスから PI に送信されるパケットキャプチャ
■ サポートしない syslog フォーマット ( パケットキャプチャ) の例
Facility fieldは「0000 0…」となります。
■ Cisco スイッチ
Facility fieldは「1011 1…」となります。