はじめに
Prime Infrastructure(下記 PI )では、アラーム、ジョブ、レポート等について、電子メールサーバの設定により、電子メール通知が可能となります。
PI 3.7 以前のバージョンでは、暗号化された電子メールを送信するプロトコル(プロトコルコマンド SSL/TLS または STARTTLS )をサポートしておりません、PI3.8 からサポートとなります。
PI3.7 以前のバージョンで、暗号化された電子メールサポートが必要な場合は、Japan TAC にお問い合わせください。
本ドキュメントでは、「PI 管理者ガイド」の「電子メールサーバの設定」の情報について、以下内容を追加で説明いたします。
1.SMTP ポートオプションについて
2.メールサーバの入力項目について
詳細内容
1.SMTP ポートオプションについて
SMTP ポートオプションには、ポート 25、ポート 465、ポート 587 があります。 PI サーバから SMTP サーバへ電子メールをルーティングするには、デフォルトの送信チャネルポート 25 が利用されます。
各ポートの違いについて
•25 番ポート:暗号化なし通信、認証は使えない
•465 番ポート:SMTPS(over SSL) 使用可能、認証は使える
•587 番ポート:STARTTLS 使用可能、認証は使える
ポート番号 465、587、は PI3.8 以後のサポートとなります。
2.メールサーバの入力項目について
SMTP メールサーバ設定にて、プライマリ SMTP サーバのホスト名 /IP、ユーザ名、パスワードを入力する欄があります。
※米印は入力必須項目となります。
また、IP アドレスの代わりにドメインでの指定も可能です。
参考情報
Cisco Prime Infrastructure 3.8 管理者ガイドーー 電子メール サーバ設定の構成 https://www.cisco.com/c/en/us/td/docs/net_mgmt/prime/infrastructure/3-8/admin/bk_CiscoPrimeInfrastructure_3_8_AdminGuide/bk_CiscoPrimeInfrastructure_3_8_AdminGuide_chapter_011.html#task_1132536
Cisco Prime Infrastructure 3.8 管理者ガイドーー暗号化説明について https://www.cisco.com/c/en/us/td/docs/net_mgmt/prime/infrastructure/3-8/admin/bk_CiscoPrimeInfrastructure_3_8_AdminGuide/bk_CiscoPrimeInfrastructure_3_8_AdminGuide_appendix_01111.html#task_1018372
※こちらは PI3.8 バージョンを例としてドキュメント情報を添付しておりますが、他の PI バージョンで設定方法は同じです。
CSCun67003 PI Email functionality should support either SMTPS and/or MSA encryption
https://bst.cloudapps.cisco.com/bugsearch/bug/CSCun67003