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概要

Cisco IOS(R) 高機能ネットワーク インフラストラクチャ  ソフトウェアで、技術革新、ビジネスクリティカルなサービス、およびハードウェア   サポートがシームレスに統合されています。現在、世界中の小規模なホーム オフィス ルータから大規模なサービス プロバイダー ネットワークのコア   システムに至るまで、何百万もの実稼動システムで運用されている Cisco IOS ソフトウェアは、世界で最も普及しているネットワーク   オペレーティング ソフトウェアです。

Cisco  IOS ソフトウェアは、今日の IP ベース  ネットワークに合わせて最適化され、高速なコンバージェンスを提供します。また、コントロール   プレーン、転送プレーン、および管理プレーンを切り離すことで優れた復元力と高度なネットワーキング   サービスを提供し、革新的なサービスと高いパフォーマンスを実現します。Cisco IOS   ソフトウェアは、柔軟性、適応性、スケーラビリティに優れており、ハイエンドの分散ハードウェア上でも、ローエンドのシングル プロセッサ   システム上でも稼働できます。高度なネットワーク プロセッサを使用したハードウェア スイッチング、特定用途向け集積回路、および高速アクセス   メモリ(Content Addressable Memory)を採用しており、格納されたデータ項目はメモリ自身の内容により配置されます。

Cisco IOS ソフトウェアは、運用コストを最小限にし、投資収益率(ROI)を最大限にし、ビジネスの生産性を向上させます。

  • 新しいインフラストラクチャの最小化 - 機能を継続的に拡張することで、進化するビジネス ニーズに対応できます。

  • 組織の生産性を拡大 - 時間や場所を問わず、ビジネスクリティカルなアプリケーションへのアクセスを確実に提供します。

  • 偶発的なイベントや悪意のあるイベントからネットワークを保護 - 介入と運用サポート コストを最小限にします。

Cisco IOS ソフトウェア ファミリ

Cisco  IOS ソフトウェアは、最も要求の厳しい企業とサービス   プロバイダーのネットワークにおいて刻々と変化する要求を満たすため、時とともに進化し続けています。Cisco IOS ソフトウェアでは、1   つのリリース ファミリとして、業界でも比類ない豊富な機能と幅広いハードウェア サポートが提供されます。

表 1 は、Cisco IOS ソフトウェア ファミリを構成する最新リリースをまとめたものです。

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Cisco IOS ソフトウェア ファミリ ハードウェア

表 2 では、Cisco ハードウェアと推奨 Cisco IOS ソフトウェア ファミリ リリースを関連付けています。

表 2 - Cisco IOS ソフトウェア ファミリ ハードウェア

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Cisco IOS ソフトウェア ファミリ ハードウェア

Cisco IOS ソフトウェア リリースをネットワーク内で効率的に管理するには、IOS T、IOS S、および IOS XR の番号規則について理解することが重要です。

IOS T の番号規則

図 1 は、Cisco IOS ソフトウェア メンテナンス リリース 12.4 と Cisco IOS ソフトウェア リリース 12.4T の関係を示し、Cisco IOS ソフトウェア メンテナンス リリース 15.0M への進化を示しています。

図 1 - IOS T の関係

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Cisco  IOS ソフトウェア メンテナンス リリース 12.4   は定期的にソフトウェア修正を受け取りますが、新しいソフトウェア機能やハードウェアを受け取ることはありません。Cisco IOS ソフトウェア   リリース 12.4 に適用される修正は、Cisco IOS ソフトウェア リリース 12.4T の後続バージョンと同期しています。Cisco   IOS ソフトウェア リリース 12.4 から派生した Cisco IOS ソフトウェア リリース 12.4T   は、定期的なソフトウェア修正を受け取り、新機能とハードウェアを提供します。この関係は、Cisco IOS ソフトウェア リリース 15.0M  と  15.0T に継承されています。Cisco IOS ソフトウェア リリース 12.4 と 12.4T   のソフトウェア修正と新しいソフトウェア機能およびハードウェア サポートは、Cisco IOS ソフトウェア リリース 15.0   に統合されています。Cisco IOS ソフトウェア リリース 15.0T   では、さらに新しいソフトウェア機能とハードウェアが提供されています。IOS T の番号規則の主要な要素は、メンテナンス   リリース番号、個別のリリース番号、および番号によるバージョン識別子です。図 2 を参照してください。

図 2 - IOS T の番号規則

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注:

  • メンテナンス リリース番号は、リリースの一意の番号です。

  • 個 別のリリース番号は、リリースのバージョン識別子です。Cisco IOS ソフトウェア メンテナンス リリース 12.4   の個々のリリースには、その他のソフトウェア修正が含まれています。Cisco IOS ソフトウェア リリース 12.4T   の個々のリリースには、その他のソフトウェア修正および新しいソフトウェア機能とハードウェアが含まれています。

  • 番号によるバージョン識別子は、個々のリリースの増補バージョンです。番号付きの各バージョンは、次に計画されている個別のリリースの前に、前倒しのスケジュールで追加のソフトウェア修正を提供します。

ス ケジュールが異なるため、Cisco IOS ソフトウェア メンテナンス リリース 12.4 と Cisco IOS ソフトウェア  リリース  12.4T は、個別のリリース番号を共有しません。Cisco IOS ソフトウェア リリース 12.4 と Cisco IOS  ソフトウェア  リリース 12.4T が個別のリリース番号を共有した場合、そのリリースには同じソフトウェア修正は含まれません。

IOS S の番号規則

IOS  S ファミリ内のリリースは、Cisco IOS ソフトウェア リリース 12.2S  からの共通のコード ベースを共有します。共通のコード  ベースの上に、追加のソフトウェア修正と新しいソフトウェア機能が Cisco IOS  ソフトウェア リリース  12.2SB、12.2SX、12.2SE、12.2SG、および 12.2SR   の各バージョンに含まれます。これらを含めた後、該当する場合、追加のソフトウェア修正と新しいソフトウェア機能が他の IOS S ファミリ   メンバに伝播されます。

これらのソフトウェア修正と新しいソフトウェア機能は共通のコード   ベースを共有し、修正、機能、およびハードウェアが独立して配布されるため、シスコは重要なエンタープライズおよびサービス   プロバイダー市場セグメントの急速に変化する要件に対応するように IOS ファミリ メンバを最適化しています。

IOS S の番号規則の主要な要素は、リリース番号、個別のリリース番号、および番号によるバージョン識別子です。図 3 を参照してください。

図 3 - IOS S の番号規則

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IOS XR の番号規則

Cisco  IOS XR ソフトウェアはモジュラ  パッケージで構成されています。各パッケージには、ルーティング、セキュリティ、またはライン カード   サポートなど、特定のルータ機能のセットを実行するコンポーネントが含まれています。IOS XR の番号規則の主要な要素は、メジャー   リリース識別子、マイナー リリース識別子、およびメンテナンス リビジョン識別子です。図 4 を参照してください。

図 4 - IOS XR の番号規則

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メ ジャー リリース識別子は、パッケージのメジャー リリース番号です。メジャー   リリースは、製品に重要なアーキテクチャの変更があるときに発生します。たとえば、重要な新機能が導入されたときです。ルータ上で動作するパッケージはす  べて同じメジャー リリース レベルにある必要があります。マイナー リリース識別子は、特定のパッケージのマイナー リリース番号です。マイナー   リリースには、1 つ以上の新機能またはソフトウェア修正が含まれます。

マイナー リリース  バージョンはルータ上で動作するすべてのソフトウェア  パッケージで同一である必要はありません。ただし、オペレーティング   パッケージが、シスコによって相互に互換性があると認定される必要があります。メンテナンス リビジョン識別子は、特定のパッケージのメンテナンス   リリース番号です。メンテナンス リリースには、ソフトウェア修正の集合が含まれています。

メンテナンス リリース  バージョンはルータ上で動作するすべてのソフトウェア  パッケージで同一である必要はありません。ただし、メンテナンス  リリースのメジャーおよびマイナー バージョンは、更新されるパッケージのメンテナンス  リリースのメジャーおよびマイナー  バージョンと一致する必要があります。

Cisco IOS ソフトウェア リリースの移行

ネットワークに展開されている Cisco IOS ソフトウェアのリリースを定期的に点検することをお勧めします。これにより、ネットワークで最新のサポートされているリリースを動作させ、展開されているリリースの合計数を最小に保つことができます。

通 常、Cisco IOS ソフトウェア   リリースの移行パスは、そのリリースの最新バージョンです。最新バージョンには、最新のソフトウェア修正、ハードウェア   サポート、および新しいソフトウェア機能が含まれます。たとえば、あるメンテナンス リリースからそのメンテナンス   リリースの新バージョンへアップグレードし、および T リリースまたは SG リリースからそれぞれ T または SG   リリースの新バージョンへアップグレードします。

新しいハードウェアまたは機能をサポートするために、メンテナンス  リリースから T  リリースまたはまったく別のファミリにアップグレードする必要がある場合があります。たとえば、Cisco 10000   の最新機能に対応するために、Cisco IOS ソフトウェア リリース 12.0S または 12.3XI から Cisco IOS  ソフトウェア  リリース 12.3SB にアップグレードしたり、Catalyst 6500 の最新機能に対応するために、Cisco IOS  ソフトウェア  リリース 12.1E から 12.2SX にアップグレードしたりします。

IOS T の移行例」セクションでは、最新の IOS T、IOS S、および IOS XR リリースのいくつかについて、高レベルの移行例を示します。

注: Cisco IOS ソフトウェア リリースの移行は、詳細な計画を伴う継続的なプロセスです。展開された Cisco IOS ソフトウェア リリースを点検し、最新リリースへの移行を点検する場合は、アカウント マネージャと密接に連携して作業する必要があります。

IOS T の移行例

表 3 と表 4 は、Cisco IOS T リリースからの移行パスの例を示しています。

表 3 - Cisco IOS ソフトウェア リリース 12.4(25) からの移行パス

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表 4 - Cisco IOS ソフトウェア リリース 12.4(24)T からの移行パス

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IOS S の移行例

表 5 - Cisco IOS ソフトウェア リリース 12.2(33)SB からの移行パス

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表 6 - Cisco IOS ソフトウェア リリース 12.2(33)SXH からの移行パス

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IOS XR の移行例

表 7 - Cisco IOS XR リリースからの移行パス

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Cisco IOS ソフトウェア のライフサイクル

Cisco  IOS ソフトウェア リリース ポリシーは、First Commercial  Shipment(FCS)から End of  Life(EoL)までの Cisco IOS  ソフトウェアのライフサイクルを指定する構造化された計画です。このリリース ポリシーは、Cisco  IOS ソフトウェア リリース 12.4  および 12.4T、および Cisco IOS ソフトウェア リリース 12.2SG、さらに  Cisco IOS ソフトウェア リリース  12.0S などの IOS T および IOS S リリースのライフサイクル  ガイドラインと移行計画を指定します。

以下の略語は、ライフサイクルのマイルストーンに関連付けられています。

  • FCS - First Customer Shipment(お客様向け出荷開始)

    シスコが Cisco.com でお客様にリリースを提供します。

  • EoS - End of Sale(販売終了)

    お客様はシスコが製造するリリースを注文できなくなりますが、Software Center からメンテナンス リリースをダウンロードすることはできます。EoS の 6 か月前の発表により、このマイルストーンが事前に通知されます。

  • EoE - End of Engineering(技術サポート終了)

    シ スコは Cisco IOS ソフトウェア イメージを構築することはなく、Cisco IOS Engineering   から新しいソフトウェア修正が提供されることもなく、新機能が追加されることもありません。シスコのテクニカルサポートは、このリリースのカスタマー   サポートを継続します。

  • EoL - End of Life(サポート終了)

    シスコのテクニカルサポートはこのリリースのカスタマー サポートを終了し、アップグレードを推奨する目的でのみサービス リクエストを受け付けます。

詳細は、「Cisco IOS ソフトウェア製品のライフサイクルの日付とマイルストーン、製品速報 No. 2214」を参照してください。

図 5 は FCS から EoL までの Cisco IOS ソフトウェアのライフサイクルのタイム フレームを示しています。

図 5 - Cisco IOS ソフトウェアのライフサイクルのタイム フレーム - IOS T と IOS S、およびリリース 12.0S

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注:

  • End of Engineering(EoE)スケジュールは FCS から 48 か月です。

  • End of Sales(EoS)および EoL マイルストーンは EoE タイム フレームに基づいています。

  • リリースの見直しと移行計画は 36 か月に開始することをお勧めします。

ソフトウェアの廃止

Cisco  IOS Software Center に置かれる Cisco IOS  ソフトウェアは、18 か月間利用できます。18  か月後に、ソフトウェアは廃止対象となり、Cisco IOS Software Center   から削除されます。ソフトウェアの廃止ポリシーは、Cisco IOS ソフトウェア リリース   12.4(25a)、12.4(24)T1、12.2(31)SG1、および Cisco IOS ソフトウェア リリース 12.0S などの  IOS  T および IOS S リリースの番号付きバージョンに適用されます。

Cisco IOS  Software Center   にあるソフトウェアは、実行可能な移行パスが存在しない場合は原則として削除されません。実行可能な移行パスでは、サポートされるハードウェアの重要なメ  モリの境界を超えることはありません。さらに、必要に応じて、社内または社外の認証を受けます。Cisco IOS   ソフトウェアは、広範囲にわたる重大なソフトウェア エラーが検出された場合、いつでも保留の対象となります。

ソフトウェアの廃止はライフ サイクルの正式なマイルストーンではありませんが、現在お使いのソフトウェアが廃止された際は、最も安定した Cisco IOS ソフトウェアの最新バージョンへの移行を強く推奨します。廃止済ソフトウェアの新規導入はお勧めしません。

Cisco  IOS ソフトウェアの廃止は、時間の経過によっても実施されます。お客様のネットワークで動作する Cisco IOS   ソフトウェアが廃止されても、ソフトウェアを自動的に置き換えなければならないわけではありません。そのソフトウェアがお客様のニーズに合っていれば、使  用し続けることができます。シスコでは、廃止済みソフトウェアが End of Life に達するまでサポートします。

IOS Software Center のステータスに関係なく、ネットワーク内のすべての Cisco IOS ソフトウェアのコピーを保持することをお勧めします。

Cisco IOS ソフトウェア リリースに関する重要なお知らせ

シ スコでは、情報提供を目的として、お客様向けに多くのソフトウェア  アドバイザリを発行しています。ソフトウェア アドバイザリに記載された  Cisco IOS   ソフトウェアの問題はハードウェア固有で、特殊な状況で起きるものが多いため、ほとんどのお客様には影響がありません。多くの場合、お客様による対処は不  要です。

シスコからのこのようなソフトウェア リリースに関する重要なお知らせについては、お客様の側で当該の問題のネットワークへの影響を評価し、適切に対処していただく必要があります。

  • セキュリティ アドバイザリ - Product Security Incident Response Team(PSIRT)は、シスコ製品に直接影響するセキュリティの問題についてお客様に警告するセキュリティ アドバイザリを発行し、お客様がシスコ製品を修正できるようにします。

  • セキュリティ通知 - シスコはパブリック フォーラムに投稿された情報への返答が必要な問題について、セキュリティ通知を発行したり、ネットワークの安定性に影響を与える一般的な問題を減らす推奨情報を提供したりします。

  • 保留アドバイザリ - シ スコは、シスコ製品から Cisco IOS イメージを削除することを通知し、            代替イメージを導入するために保留アドバイザリを発行します。延期アドバイザリは、重大な不具合を修正するために            最もよく発行されます。Cisco IOS イメージの保留が            通知された時点で、お客様は影響を受けるイメージから           代替イメージへの移行を強く求められます。

Cisco IOS のパッケージング

Cisco IOS のパッケージングは、8 つの Cisco ルータ用パッケージと、5 つの Cisco スイッチ用パッケージで構成されます。図 6 を参照してください。

図 6 - Cisco ルータおよびスイッチ用の Cisco IOS パッケージング

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4 つのパッケージは、4 つの一般的なサービス カテゴリの要求を満たすように設計されています。

  • IP データ

  • 統合された音声とデータ

  • セキュリティおよび VPN

  • エンタープライズ プロトコル

さ らに、より複雑なネットワーク要件に対応する新しい Cisco IOS ソフトウェアの機能を組み合わせた、3 つのプレミアム   パッケージがあります。Advanced Enterprise Services  パッケージにはすべての機能が統合され、音声、セキュリティ、および  VPN 機能に関するルーティング  プロトコルのサポートがすべて統合されています。

機能の継承は、Cisco IOS のパッケージングにおけるもう  1   つの強力な側面です。機能が導入されると、その機能はより包括的なパッケージに導入されます。機能の継承により、さまざまなパッケージの機能内容とそれら  の相互関係が明らかになるため、移行が簡単になります。

Cisco IOS のパッケージングにより、イメージの命名も容易になります。それぞれの名前は、新しいパッケージの機能内容の概略と、継承の特性を効率的に伝えるように設計されています。

次のカテゴリは、新しい命名規則をまとめたものです。

  • ベース - エントリ レベルのイメージ(IP ベース、エンタープライズ ベース)

  • サービス - IP テレフォニー サービス、MPLS、VoIP(Voice over IP)、VoFR(Voice over Frame Relay)、および ATM(SP サービス、エンタープライズ サービス)の追加

  • 拡張 - VPN、Cisco IOS ファイアウォール、3DES 暗号化、SSH、Cisco IOS IPsec および Intrusion Detection Systems(IDS)(拡張セキュリティ、高度な IP サービス)の追加

  • エンタープライズ - IBM、IPX、AppleTalk(エンタープライズ ベース、エンタープライズ サービス)などのマルチ プロトコルの追加

新しいパッケージを次に示します。

  • IP Base

  • IP Voice

  • Enterprise

  • Base Advanced Security

  • SP Services

  • Advanced IP Services

  • Enterprise Services

  • Advanced Enterprise Services

Cisco  IOS のパッケージは、2003 年 5 月に Cisco アクセス ルータ、2005 年 4 月に Cisco LAN  スイッチ、および  2005 年 7 月に Cisco ミッドレンジ ルータで導入されました。Cisco IOS のパッケージングの詳細は、『Cisco IOS のパッケージング』を参照してください。

Cisco IOS XR のパッケージング

IOS XR では、同等の機能セットをパッケージと呼びます。各パッケージには多数の機能が含まれます。各パッケージの機能内容を調べるには、Cisco IOS XR Software Selector登録ユーザ専用)を参照してください。

Cisco IOS および IOS XR のイメージ

Cisco  IOS  イメージは、特定のハードウェアに対応する機能セットをバイナリ形式の実行可能ファイルにしたものです。Cisco IOS XR  イメージは、tar  または pie ファイルであり、tar には 1 つのパッケージ、pie にはパッケージのセットが含まれます。Cisco  IOS と Cisco  IOS XR  のリリースには複数のイメージが存在します。イメージは、サポートされるハードウェアと、機能セット(IOS)またはパッケージ(IOS   XR)の組み合わせを表します。

イメージの命名規則

Cisco  IOS ソフトウェアのイメージ名は、ハードウェア、機能セット、形式、およびイメージ  ファイルに関するその他の情報を表しています。図 7  は、Cisco 3725 の Enterprise Base の機能セットを含む  12.4(6)T リリースのイメージ名を説明しています。

図 7 - Cisco IOS イメージ名の例

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バイナリ ソフトウェアのビルドが対象とするプラットフォームやボード、イメージに含まれるパッケージ機能の内容、イメージの実行時に使用されるメモリ領域などを判別するための情報については、『システム イメージのロードと管理』の「イメージの命名規則」セクションを参照してください。

図 8 は、CRS-1 の IP/MPLS コア ソフトウェア 3DES パッケージを含む IOS XR リリース 3.2.4 のイメージ名を示しています。

図 8 - Cisco IOS XR のイメージ名(TAR)の例

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図 9 - Cisco IOS XR のイメージ名(PIE)の例

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ルータ上で動作するイメージ

show version コマンドを使用すると、現在稼働中の Cisco IOS イメージ(図 10 を参照)または Cisco IOS XR イメージ(図 11 を参照)の名称が表示されます。

図 10 - show version コマンドによる Cisco IOS ソフトウェア リリース 12.4(6)T の出力

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図 11 - show version コマンドによる Cisco IOS XR 3.2.4 の出力

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ツールとリソース

表 8 は、Cisco IOS リリースの移行を計画する場合に最も有用なツールの一部について、簡単に説明したものです。

表 8: ツールとリソース

ツール
説明
Bug Toolkit(登録ユーザ専用)ソフトウェアのバージョン、機能セット、およびキーワードに基づいて、既知の不具合情報を検索します。
Cisco IOS ソフトウェアに関する技術ドキュメントCisco IOS ソフトウェアの各リリースに関するドキュメントです。
Feature Navigator(登録ユーザ専用)一連のソフトウェア機能やプラットフォームをサポートするリリースを探し出し、また複数のリリースを比較できます。
Software Advisor(登録ユーザ専用)IOS リリースを比較し、リリースに関する IOS および CatOS 機能を照合し、特定のハードウェア デバイスをサポートするソフトウェア リリースを探し出します。
Software Center: Cisco IOS ソフトウェアこのサイトからソフトウェア リリースをダウンロードできます。
Software Selector(登録ユーザ専用)特定のテクノロジーのために必要な機能を持つソフトウェア リリースを探し出します。

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Document ID: 111528

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