xxxx年xx月xx日(初版)
TAC SR Collection |
---|
主な問題 | ISDN layer 1 確立時に ISDN の INFO1 signal を送らないため、ステータスが 非アクティブのまま、BRI interface のダイヤルアップによる発信が失敗する。 対象製品: この事象は、機種やモジュールには依存しません。全ての ISDN BRI interface にて発生することが考えられます。 発生条件: この問題は、CSCei13743 にて報告されている事象となります。通常、起動直後や DSU 接続直後などでは、ISDN layer 1 のステートが F3 状態にあるため、発信時に、DSU へ INFO1 signal を送ることで、アクティブの F7 ステートになり発信が開始されます。 しかし、CSCei13743 による影響で INFO1 signal の送信がされず、ステータスが非アクティブのままになり発信が失敗します。なお、この問題は着信時には発生しません。着信により layer 1 がアクティブになった場合には、再度 layer 1 がダウンするまでの間、発信は可能となります。 この問題は、以下の CSCsa66756 の修正バージョンにて発生します。(2005 年 9 月 15日現在) - 12.3(16) 以降
- 12.4(2) 以降
- 12.4(2)T 以降
|
回避策 | 完全な回避策はありません。一度、強制的に着信させ、ISDN layer 1 のステータスをアクティブにすることで、その後の発信も可能となります。 |
解決策 | CSCei13743: BRI interface unable to make calls (send INFO 1) 本問題は、CSCei13743 として報告されており、修正が行われています。修正済みバージョン以降にて回避可能となります。 |
備考
掲載元: TechNews 2005 年 9 月号 No.0509-0002