2012年12月05日(初版)
TAC SR Collection |
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主な問題 | CISCO1900、及び CISCO2951を除くCISCO2900 シリーズルータにおいて以下の条件を全て満たす場合、意図しないパケットドロップが発生することがあります。 - インターフェイスの出力方向で QoS の設定を行なっている、
- 使用している class-map に queue-limit を設定している、
- queue-limit に大きい値を設定している、
パケットドロップは入力インターフェイスのignoredカウンタの上昇により確認することができます。 ---------------------------------------- Router#show interfaces GigabitEthernet0/0 GigabitEthernet0/0 is up, line protocol is up Hardware is CN Gigabit Ethernet, address is 0025.450e.d820 (bia 0025.450e.d820) (中略) Output queue: 0/40 (size/max) 30 second input rate 32077000 bits/sec, 2646 packets/sec 30 second output rate 0 bits/sec, 0 packets/sec 247790 packets input, 375782500 bytes, 0 no buffer Received 252 broadcasts, 0 runts, 0 giants, 0 throttles 0 input errors, 0 CRC, 0 frame, 0 overrun, 248082 ignored ---------------------------------------- なお、大きい値とはトラフィック量などの使用状況により異なりますが、default 値(64)以上であれば該当すると考えて下さい。 |
原因 | この問題は CSCtj55834 として報告されています。 |
解決策 | 不具合の暫定回避策 : queue-limit の値を小さくすることにより症状を軽減できます。 改修版ソフトウェア : CSCtj55834 の問題が改修されたソフトウェアを使用して下さい。 |
備考 本不具合は、Bug Search Tool でも確認できます。