2012年12月15日(初版)
TAC SR Collection |
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主な問題 | ISR/ISR G2 シリーズルータにおいて、暗号化等で使用するための乱数を生成する NIST rng proc プロセスでCPUHOGが発生し、トレースバックを伴う以下のようなメッセージが出力されることがあります。 SYS-3-CPUHOG Task is running for (500)msecs, more than (500)msecs (0/0),process = NIST rng proc.
このメッセージは NIST rng proc プロセスが期待されているより長い CPU 時間を占有したことを示すもので、ルータが行うサービスに一時的な影響を及ぼす可能性があります。実際に IP SLA に失敗するという例が確認されています。 なお、この問題は以下の条件に全て当てはまる場合に見られます。 - 15.1(2)T 以降で後述するバグIDの修正が反映されていない IOS を使用する、
- K9 イメージを使用している、
上の条件で 2.を補足しますと、IPSec、AAA、SSH など暗号化モジュールを使用する機能を設定しいる場合が該当します。 |
原因 | この問題は CSCuc39312 として報告されています。 |
解決策 | 改修版ソフトウェア : CSCuc39312 の問題が改修されたソフトウェアを使用して下さい。 |
備考 本不具合は、Bug Search Tool でも確認できます。