Lightweight AP は次のうち、いずれかの WLC へ Join を試みます。
- DHCP option 43 で知った WLC
- DNS により CISCO-CAPWAP-CONTROLLER で変換された IP アドレスを持つ WLC
- Primary, Secondary, Tertiary で指定されている WLC
- 前回 Join していた WLC
- 前回 Join していた WLC とモビリティグループを構成している WLC
- Primary/Secondary Backup Controller に指定されている WLC
- L2 Broadcast により Discover された WLC
- OTAP (Over The Air Provisioning) により知った WLC (Version 6.0 以降では廃止)
特定の WLC への Join を AP から実施したい場合は、WLC の IP アドレスと、System name (hostname) の両方が必要です。
これを指定するためには、AP のコンソールから次の特権モードコマンドを利用します。
capwap ap primary-base {WLCNAME} {IP Address}
これと似たコマンドで capwap ap controller ip address {IP Address} というものがありますが、これは WLC の IP アドレスしか指定できず、選択肢に加えるだけの効果を持つため、確実に Join 先を指定するという意味では不適切です。
AP は WLC へ Join をするときに、WLC の ”名前” を必要とする点が重要ですので、同名の WLC が存在しないようにユニークな System name とする等の配慮も必要になります。