2016-06-14 07:21 PM
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このドキュメントでは、バージョン 8.3 を例に Mobility Express の初期設定ウィザードについて説明します。
既に Mobility Express コントローラ (マスター AP) が稼働しているネットワークに 従属 AP を追加する場合は、このウィザードによる設定は必要ありません。
工場出荷状態の AP を PoE スイッチに接続するなどして起動すると、しばらくして初期設定用 SSID CiscoAirProvision が 2.4Ghz帯でブロードキャストされますので、PC 等から接続を行います。
注意 : ネットワーク内に稼働中の Mobility Express コントローラ (マスター AP) が存在する場合は、初期設定ウィザードは開始されず、従属 AP としてマスター AP へ帰属します。
CiscoAirProvision への接続後、ブラウザから任意の URL にアクセスすると、初期設定ウィザードにリダイレクトされます。Mac の場合は CiscoAirProvision への接続後、初期設定ウィザード画面が自動的に表示されます。
マニュアルで初期設定ウィザードにアクセスする場合は、以下のいずれかにアクセスします。
Mobility Express コントローラの管理ユーザ名およびパスワードを入力して 開始 をクリックして設定を開始します。
Mobility Express バージョン 8.3 以降では、内部 DHCP サーバをサポートし、AP と無線クライアントへの IP アドレス割当を行えます。
注意 :
管理ネットワークでの DHCP サーバは、主に AP への IP アドレス割り当てのために使用します。
WLAN (SSID) に 802.1Q タグ VLAN を割り当てない場合は、無線クライアントも管理ネットワーク用 DHCP プールから IP アドレスを取得します。
Mobility Express の内部 DHCP サーバは、外部 DHCP サーバとの共存はできません。管理ネットワークに既存の DHCP サーバが存在する場合は、内部 DHCP サーバを無効にします。
DHCP サーバを有効にする(管理ネットワーク) スライドボタンをクリックします。
確認メッセージが表示されますので、OK をクリックします。
スライドボタンがグレーになり、内部 DHCP サーバ機能が無効になります。
「従業員ネットワーク」とは Mobility Express で最初に作成する WLAN (SSID) のことを意味します。
セキュリティは WPA2 パーソナルまたは WPA2 エンタープライズを選択できます。
を入力・選択します。
VLAN フィールドは、この SSID に接続する無線クライアントからのフレームを、どの有線 VLAN との間でブリッジングするかを指定します。
VLAN の設定で 新しい VLAN を選択した場合は、無線クライアントからのフレームを転送する VLAN の VLAN ID を入力します。この値は AP が接続されたスイッチの VLAN トランク設定と一致している必要があります。
新しい VLAN 用に DHCP スコープを設定する場合は、DHCP サーバを有効にする (従業員ネットワーク) をクリックして、パラメータを入力・選択します。
注意 : 管理ネットワークで DHCP サーバ機能を無効にした場合、この設定は無視されます。
を入力・選択します。
VLAN 設定および 内部 DHCP サーバ設定 DHCP サーバを有効にする(従業員ネットワーク) については上記 WPA2 パーソナル と同様です。
ゲストネットワークは、Web 認証または PSK 認証を用いた来客向けの WLAN (SSID) です。
初期設定ウィザードで設定を行なう場合は、スライドボタンをクリックしてパラメータを入力・選択します。
注意 : 初期設定ウィザードで設定可能なゲストネットワーク用セキュリティは Web での同意 と WPA2 パーソナル のみです。他の Web 認証方式 (ユーザ名/パスワード認証 または 電子メールアドレスの入力) を設定する場合は、初期設定ウィザード完了後に管理 GUI から別途設定を行います。
ゲストネットワークの設定例
詳細設定 で RF パラメータの最適化を設定する場合、スライドボタンをクリックしてクライアント密度およびトラフィックタイプを選択します。
RFパラメータの最適化 設定例
パラメータの概要は こちら をご参照ください。
初期設定ウィザードへの入力が完了すると、設定内容の確認が表示されます。
適用をクリックすると、確認メッセージが表示されますので、OK をクリックします。
設定の保存中は以下のメッセージが表示されます。
設定保存が完了し、再起動が開始されると、以下のメッセージが表示されます。
初期設定ウィザードでの設定を行い AP を再起動した後は、ウェブブラウザから設定した管理 IP アドレス へ HTTPS でアクセスします。
Mobility Express コントローラにデフォルトでインストールされている電子証明書は自己署名証明書です。管理 GUI 用の電子証明書をインストールする手順は こちら をご参照ください (Mobility Express コントローラでの CLI 操作が必要です) 。
電子証明書をインストールする前に管理 GUI へアクセスする場合は、以下の例のようにブラウザでセキュリティ例外処理が必要です。
https://[管理 IP アドレス] へアクセスし、エラー内容をクリックします。
例外を追加をクリックします。
セキュリティ例外を承認をクリックします。
管理 GUI へのアクセスが可能になります。
https://[管理 IP アドレス] へアクセスし、詳細設定をクリックします。
xxx.xxx.xxx.xxx (管理 IP アドレス) にアクセスする をクリックすると、管理 GUI にアクセスできます。
上記のセキュリティ例外設定を元の状態に戻すには以下の操作を行います。
アドレス・バーに表示されるアイコンをクリックして、例外から削除をクリックします。
アドレスバーをクリックして、無効な証明書の使用をやめるをクリックします。
初期設定ウィザードによる設定完了後、従属 AP が Mobility Express コントローラ (マスター AP) に帰属できるようにするために、管理 GUI の 管理 > ソフトウェアアップデート メニューで AP ソフトウェアのダウンロード・パラメータを設定する必要があります。
設定方法は こちら をご参照ください。
初期設定ウィザードによる設定完了後、必ず SNMP 設定の変更を行います。
設定方法は こちら をご参照ください。
シリアル・コンソール・ケーブルをお持ちの場合は、GUI での初期設定と同じ内容を CLI セットアップ・ウィザードで行なうこともできます。
Starting Management Services: Web Server: CLI: Secure Web: ok ok Enabling Controller Provisioning Configuring management interface Enabling mgmt via wireless Enabling Provisioning SSID SSID: CiscoAirProvision, Admin Status: 1, Interface Name: management, 802.11 Auth: WPA2-PSK, Wi-Fi Protected Access : Enabled (Cisco Controller) Cisco Aironet 1850 Series Mobility Express Welcome to the Cisco Wizard Configuration Tool Use the '-' character to backup Would you like to terminate autoinstall? [yes]: yes Enter Administrative User Name (24 characters max): admin Enter Administrative Password (3 to 24 characters): ******** Re-enter Administrative Password : ******** System Name [Cisco_cc:03:00] (31 characters max): ME1850-1 Enter Country Code list (enter 'help' for a list of countries) [US]: J4 Configure a NTP server now? [YES][no]: no Configure the system time now? [YES][no]: YES Enter the date in MM/DD/YY format: 06/17/16 Enter the time in HH:MM:SS format: 16:19:00 Enter timezone location index (enter 'help' for a list of timezones): help 1. (GMT-12:00) International Date Line 2. (GMT-11:00) Samoa 3. (GMT-10:00) Hawaii 4. (GMT -9:00) Alaska 5. (GMT -8:00) Pacific Time 6. (GMT -7:00) Mountain Time 7. (GMT -6:00) Central Time 8. (GMT -5:00) Eastern Time 9. (GMT -4:00) Altantic Time 10. (GMT -3:00) Buenos Aires 11. (GMT -2:00) Mid-Atlantic 12. (GMT -1:00) Azores 13. (GMT) London, Lisbon, Dublin 14. (GMT +1:00) Amsterdam,Berlin,Rome 15. (GMT +2:00) Jerusalem 16. (GMT +3:00) Baghdad 17. (GMT +4:00) Muscat, Abu Dhabi 18. (GMT +4:30) Kabul 19. (GMT +5:00) Karachi, Tashkent 20. (GMT +5:30) Colombo, New Delhi 21. (GMT +5:45) Kathmandu 22. (GMT +6:00) Almaty, Novosibirsk 23. (GMT +6:30) Rangoon 24. (GMT +7:00) Hanoi, Bangkok 25. (GMT +8:00) HongKong, Beijing 26. (GMT +9:00) Tokyo, Osaka, Seoul 27. (GMT +9:30) Darwin 28. (GMT+10:00) Sydney, Melbourne 29. (GMT+11:00) Solomon Is. 30. (GMT+12:00) Auckland, Fiji Enter timezone location index (enter 'help' for a list of timezones): 26 Management Interface IP Address: 172.17.122.201 Management Interface Netmask: 255.255.255.0 Management Interface Default Router: 172.17.122.254 Cleaning up Provisioning SSID Create Management DHCP Scope? [yes][NO]: NO Create Employee Network? [YES][no]: YES Employee Network Name (SSID)?: MobExp-PSK Employee VLAN Identifier? [MGMT][1-4095]: 250 Employee Network Security? [PSK][enterprise]: PSK Employee PSK Passphrase (8-63 characters)?: Cisco123 Re-enter Employee PSK Passphrase: Cisco123 Create Employee DHCP Scope? [yes][NO]: NO Create Guest Network? [yes][NO]: NO Enable RF Parameter Optimization? [YES][no]: YES Client Density [TYPICAL][Low][High]: TYPICAL Traffic with Voice [NO][Yes]: NO Configuration correct? If yes, system will save it and reset. [yes][NO]: yes Cleaning up Provisioning SSID Configuration saved! Resetting system with new configuration... Writing reload timestamp (Fri Jun 17 16:20:43 UTC 2016) to disk [06/17/2016 16:20:45.4870] UBIFS: un-mount UBI device 0, volume 3 [06/17/2016 16:20:46.3668] Restarting system. [06/17/2016 16:20:46.4067] Going down for restart now |
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