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DCNhowtoAdmin
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概要

ACI において DHCP Relay は、主に2つの設定が必要です。

  • DHCP サーバを指定 (DHCP Relay Policy)
  • DHCP クライアントが所属する BD の指定 (DHCP Relay Label)

 

DHCP Relay Policy の設定は、Fabric/Access Policy で設定するケース、Common テナントに設定するケース、
ユーザが作成したテナントに設定するケースがありますが、今回はユーザが作成したテナントに設定するケースを例にとります。

 

構成

今回例にとる構成は以下のようになります

  • VRF, BD は設定済
  • DHCP サーバ、DHCP クライアント が所属する EPG の作成と VMM Domain との関連付けは構成済
    • EPG DHCP-server: BD1(subnet 192.168.10.254/24)
    • EPG DHCP-client: BD2(subnet 192.168.20.254/24)
  • DHCP サーバの仮想マシンのアドレスは192.168.10.201

01.png

 

DHCP サーバの準備

ACI ファブリックで DHCP Relay を使用する場合、DHCP リクエストに DHCP Option 82 が挿入されます。

DHCP サーバからのレスポンスとなる DHCP offer が、Option 82 を含んでいない場合、ファブリックでパケットは破棄されます。

そのため、DHCP サーバでは Option 82 をサポートしている必要があります。

 

以下は、Windows 2012 での設定例です。

02.png

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DHCP Relay Policy の設定

DHCP サーバの指定となる、DHCP Relay Policy を作成します。

 

TENANTS > テナントを選択 > Networking > Protocol Policies > DHCP > Relay Policies を右クリックし、 Create DHCP Relay Policy をクリックします。

名前を入力し、 Providers 横の "+" をクリックします。

06.png

 

EPG Type では、DHCP サーバがどの EPG に所属しているかを選択します。

今回は、EPG Type を Application EPG にし、DHCP サーバが所属している EPG を指定します。

DHCP サーバのアドレスを指定します。

07.png

 

 

DHCP Relay Label の設定

DHCP サーバは定義できたので、次はどの BD に対して DHCP サーバを使用させるか設定します。

今回の環境では、EPG DHCP-client は BD2 に所属しているため、BD2 に設定します。

 

TENANTS > テナントを選択 > Networking > Bridge Domains > BD を選択 > DHCP Relay Labels を右クリックし、Create DHCP Relay Label を選択

Scope を tenant にし、先ほど作成した DHCP Relay Policy を選択します。DHCP Option Policy は default にします。

08.png

 

 

以上で、設定は完了です。

 

 

確認

09.png

 

参考: Cisco Application Centric Infrastructure Fundamentals > Networking and Management Connectivity > DHCP Relay

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