2016-10-24 05:45 PM
2016 年 10 月 24 日(初版)
Cisco UC アプリケーション(CUCM、CUC、IM&P、UCCX)バージョン 10.5 以降の仮想マシンにおいて、バージョン 10 以降の Vmware Tools へのアップデートが失敗します。この際に、Vmware Tools のステータスが「実行していません(未インストール)」と表示されます。
Cisco UC アプリケーション側の Syslog に、以下のような SELinux エラーメッセージが表示されます。
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Jan 14 09:13:23 xxxxxx user 3 setroubleshoot: SELinux is preventing /bin/rm from search access on the directory /var/lock/subsys/vmware-tools. For complete SELinux messages. run sealert -l c59c448a-0f1b-42e1-9c6f-8363bbe8b253
Vmware Tools 10 にアップグレードするために必要な一部フォルダのアクセス権が、SElinux のデフォルトの設定では付与されていないことが原因です。
この事象は、以下のように製品毎に不具合登録されています。
CSCux90747 VMware Tools 10.0 update fails on CUCM 10.5/11.0 with selinux denialsCSCuz50894 VMware Tools 10.0 update fails on CUCM/CUC 10.5/11.0 part2CSCuz80754 VMware Tools 10.0 update fails on CUC 10.5(2)/11.0CSCva09767 IMP 10. / 11.x -- HDD & RAM Maxed After VMTools Upgrade (ESXi 5/6)CSCuy81464 VMware Tools 10.0 update on UCCX 10.5 causes UCCX active partition full.
解決策
使用されている製品用の COP ファイルを cisco.com から入手して適用いただくか、修正が含まれる UC アプリケーション製品バージョンにアップグレードしてください。
注意: SELinux を permissive にすると、Vmware Tools のアップデート自体は可能です。しかしながら、Vmware Tools アップデート後に SElinux を Enforcing に戻すと、エラーログが継続出力され、システムログのサイズが増大を続けディスク容量を圧迫し、サーバに負荷をかけ、最終的に CLI アクセスもできなくなってしまいます。従いまして、この方法は推奨されません。
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