コラボエッジ バリデータ (CollabEdge Validator)
コラボエッジ バリデータ は、Collaboration Solutions Analyzer (CSA) が提供する Mobile and Remote Access (MRA) 環境の検証ツールです。インターネット上から Jabber クライアントのログイン動作をシミュレートし、MRA 環境の正常性を検証します。
コラボエッジ バリデータを使うことによって、 Web 画面上にドメイン名、ユーザ名、パスワードを入力することで MRA 環境の正常性を簡単にテストできます。ローカル PC にアプリケーションをインストールする必要はありません。
MRA 環境では、Unified CM や Expressway-C, Expressway-E などの複数のサーバで設定が必要になることから、うまく接続できなかった場合に問題箇所の特定に多くの時間を要します。しかし、このコラボエッジ バリデータを使うと、ツールからのログインが失敗した場合にどこに問題があるかを検出して、簡単に原因を特定することができます。
CollabEdge Validator では、MRA に関連した下記の正常性を確認をします。
- Public DNS のエントリー
- Expressway-E との接続性
- Expressway-E の SSL 証明書
- MRA ログイン
- SIP レジストレーション

ログイン
以下の URL にアクセスし(Cisco.com アカウントが必要です)、[CollabEdge validator] をクリックします。
https://cway.cisco.com/csa/
以下の短縮 URL でもアクセスできます。
https://cs.co/csa

入力
MRA ログインを検証するために [Edge domain] [Username] [Password] を入力し、[Validate MRA deployment] をクリックしてツールを実行します。Phone only モードの場合は [Phone only deployment] にチェックして実行します。 すると、コラボエッジ バリデータが、入力したドメイン名から Public DNS から SRV レコードを引いて Expressway-E を検出し、MRA ログインを開始します。

結果の確認
ダッシュボード
[Solution Overview] に、DNS 設定の検証、Expressway-E との TCP 接続、SSL 証明書の検証、MRA ログイン、ソフトフォンレジストレーションの結果の概要が表示されます。

エッジドメインの検証
[Edge domain] では、_collab-edge SRV が設定されていること、_cuplogin SRV、_cisco-uds SRV が設定されていないこと、Webex にドメイン登録されていないことを確認します。

エッジホストの検証
[Edge hosts] では、collab-edge SRV で検出した Expressway-E ホストとの接続性と証明書の正常性を確認します。[View] をクリックすると証明書の内容を確認できます。

MRA ログインの検証
[MRA login validation] では以下を検証します。
- エッジサーバのテスト (Tested edge servers)
- UDS サーバのテスト (Tested UDS servers)
エッジサーバのテスト
エッジサーバのテストでは、Single Sign-On (SSO)、エッジ設定 (Edge Configuration) のテストを行います。それぞれの項目をクリックするとその詳細を確認できます。

UDS サーバのテスト
User Data Services (UDS) サーバのテストでは、Unified CM のエンドユーザおよびデバイス設定の検証、IM and Presence の設定の検証、ソフトフォンのレジストレーション (SIP Registration) の検証結果が表示されます。


参考情報