はじめに
本ドキュメントでは、Webex Calling に接続する MPP (Multi-Platform Phone) IP 電話機をファクトリーリセット (Factory Reset) する方法を紹介します。Cisco IP Phone 7800 および 8800 シリーズを対象にしています。
ファクトリーリセット (Factory Reset) 方法
ファクトリーリセットによって、MPP 電話機を工場出荷時の状態にリセットする手順を説明します。MPP 登録後の設定ボタンから実行する方法と、電源投入直後に実行する方法があります。
設定ボタンから実行する方法
- MPP 電話機の設定ボタン (車輪のマーク) を押します。
- [デバイス管理] を押します。
- [工場出荷時設定にリセット] を押してファクトリーリセットを実行します。
電源投入直後に実行する方法
- 電源を抜きます。PoE (Power over Ethernet) の場合はケーブルを抜いて電話機の電源を切ります。
- 5 秒程度待ちます。
- # ボタンを押したままの状態で電源を入れます。
- ヘッドセットボタンとスピーカーボタンが点灯したら、# ボタンを離して 123456789*0# を入力します。
(タイミングとしては、8800 シリーズでは [ミュート] ボタンがオフになった直後に、7800 シリーズでは受話器の台のランプが点灯した直後に、#ボタンを離して123456789*0# を入力します)
- 上記で最後に#を入力した後、ファクトリーリセットが開始された場合は一時的に [ミュート] ボタンが点灯します。
- アクティベーションコードの入力画面になればファクトリーリセット成功です。
うまくファクトリーリセットができない場合(元の画面になる場合)は、本ドキュメントの参考情報にある動画で操作のタイミングをご参照ください。
注意事項
- テクニカルサポートに RMA (Product Return & Replacement) を依頼する場合は (MPP のサポート契約が必要となります) 、ファクトリーリセットで改善されないことを事前にご確認ください。
- アクティベーションコードで登録した MPP をファクトリーリセットしたところ、Webex Calling に登録されなくなった場合は [こちら] をご確認ください
参考情報