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Yoshitaka Yanomori
Cisco Employee
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本ドキュメントでは、設定変更ログ、Eventログ、FaultログのCLIからの取得方法 について説明します。

※ ACI Version 3.2x での確認結果をもとに掲載しております。

 

1. 各種ログの概要と取得目的


設定変更ログ/Audit Log (class: aaaModLR)

  • 設定を変更したログが記録されます。

 

イベントログ/Event Log (class: eventRecord)

  • 発生したイベントが記録されます。

 

Fault Info (class: faultInfo)

  • その時点で発生しているFault情報が出力されます。

 

Fault Record (class: faultRecord)

  • 既に解消されたFaultも含めて出力されます。

 

これらのログをCLIからまとめて取得いただくことで、事象が発生した日時、Event、

Faultコードをもとに時系列を遡ってトラブルシュートを行うことが可能です。

 

※Faultログについては、GUI、CLI、特定 Fault code指定、RESTAPIでの取得方法に

ついては fault ログの取得参照ください。

 

 

2. ログ取得方法 (一般的なトラブルシュートでの取得例)

 

2-1. APICにログインし、CLIで bash を入力

 

2-2. tmp ディレクトリへ移動 (cd /tmp)

 

2-3. 以下の icurl コマンドを 1行ずつ入力していきます

 

icurl 'http://localhost:7777/api/class/faultInfo.xml' > faultInfo.xml

icurl 'http://localhost:7777/api/class/aaaModLR.xml?order-by=aaaModLR.created|desc&page-size=100000' > aaaModLR.xml

icurl 'http://localhost:7777/api/class/faultRecord.xml?order-by=faultRecord.created|desc&page-size=100000' > faultRecord.xml

icurl 'http://localhost:7777/api/class/eventRecord.xml?order-by=eventRecord.created|desc&page-size=100000' > eventRecord.xml


※ jsonで取得する場合は、拡張子xmlをjsonに変更して取得してください。

※ aaaModLR, faultRecord, eventRecord は過去データ全てを取得するとサイズが大きいため、この例では最新の100,000件を抽出しています。

100,000件以上を抽出しようとするとサイズが大きすぎるためエラーになる場合があります。基本的には 100,000件で十分です。

 

取得例:(クリックすると拡大します)

Screen+Shot+0030-08-13+at+5.49.52+PM.png

 

2-4. tmp ディレクトリ配下に xmlファイルが4つ生成されたことが確認できます

Screen Shot 0030-08-17 at 9.18.04 AM.png

 

2-5. これらのファイルをダウンロードいただき、APIC上でログ解析を行ってください。

ダウンロード方法は下記3及び4を、整形方法は下記5 を参照ください。

 

 

3. File Download/Upload SCP・SFTP

 

・ファイルをAPICからダウンロードする場合は、ご使用の端末から SCPまたは SFTPで接続して取得してください。

・APICからご使用の端末・サーバへアップロードする場合は、下記の例を参考にしてください。

 

3-1. SCPの例

-------------------

apic# scp /tmp/*.xml <username>@<宛先IP>:/tftpboot/

 

 

3-2. SFTPの例

--------------------

apic# sftp <username>@<宛先IP>:/tftpboot/

username@x.x.x.x's password:

Connected to x.x.x.x

Changing to: /tftpboot/

sftp> put xxx.xml

 

 

4. File Download URL

 

・採取したファイルを圧縮してURL指定でもダウンロード可能です。

 

1. mkdir /tmp/logfiles # tmpディレクトリ配下に適当なディレクトリを作成 (例: logfiles)

2. cp /tmp/*.xml /tmp/logfiles # tmp配下に生成した xmlファイルを logfiles ディレクトリにコピー

3. cd /tmp # tmpディレクトリへ戻る

4. tar zcvf logfiles.tgz logfiles # logfilesディレクトリを圧縮

5. cp logfiles.tgz /data/techsupport # /data/techsupport配下へコピー

6. ブラウザから下記URLを指定

https://<apic-ip-address>/files/1/techsupport/logfiles.tgz

※ login/pass を求められますので APIC の login/pass を入力するとダウンロードが開始されます

 

 

5. xml, jsonファイルの整形と解析例 

・xml, json 整形ともに APIC上で 操作可能です。

整形後は less / grep などで 事象発生日時や Fault / Event code を検索して解析を行います。

ログ解析では jsonの方が見やすいかと思います。

 

<xml整形>

apic1# cat aaaModLR.xml | xmllint --format - > aaaModLR_formatted.xml

 

<json整形>

apic1# cat faultInfo.json | python -m json.tool > faultInfo_formatted.json

 

<解析例>

apic1# less faultInfo_formatted.json

apic1# grep <keyword> faultInfo_formatted.json

apic1# grep <keyword> -A 10 -B 10 faultInfo_formatted.json | less (検索Keyword前後10行ずつ、less表示)

 

※1 less で参照した場合は、検索(スラッシュ/) で 日時 ( 例: 2018-08-20T13:10:xx)などを検索すると

  情報を見つけやすいです。


※2 grep の keyword には 調べたい日時、時刻、 Fault code、Error message等で検索をすると

情報を見つけやすいです。-A -B option もつけると前後の行も抽出出来ますので活用ください。

 

6. 日付指定での取得方法

APIC CLI から icurl を使用し、日付を指定することで取得が可能です。

※コマンドは bash に入ってから実行してください。
※以下はeventRecordの例です。必要に応じて faultRecord などを指定してください。
※この例では /data/techsupport 配下に ファイルを生成しています。

 

指定日以降 (例: 5/10以降) ※指定日以降のログサイズが大きい場合はErrorになります。

icurl 'http://localhost:7777/api/class/eventRecord.xml?query-target-filter=and(gt(eventRecord.created,"2018-05-10"))&order-by=eventRecord.created|desc' | xmllint --format - > /data/techsupport/eventRecord_from_510.xml

 

期間指定 (例: 5/17 〜 5/21) ※この期間のログサイズが大きい場合はErrorになります。

icurl 'http://localhost:7777/api/class/eventRecord.xml?query-target-filter=and(and(gt(eventRecord.created,"2018-05-17"))and(lt(eventRecord.created,"2018-05-21")))&order-by=eventRecord.created|desc' | xmllint --format - > /data/techsupport/eventRecord_from_517_to_0521.xml

 

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