2016-11-27 02:10 PM
こんにちは
ASA5500シリーズ(OS: 9.1)+AnyConnect 3.1を使ってSSL-VPN接続環境を構築し、エンドユーザーにサービスを提供しています。
(クライアントデバイスはProfessional版のWindows7, 10パソコン)
SBL(Start before Logon)の機能を導入することを検討しています。
SBLの機能自体は正常に動作するのですが、大勢いるエンドユーザー(ITスキルは高くない)に、確実にSBLを使用してもらう方法について悩んでいます。
SBLを起動するときはWindowsのログオン画面にて、画面右下のアイコンをクリックするわけですが、
それが難しいユーザーが結構いて、いままでやり慣れたユーザーID+パスワード入力でWindowsにログオンしてしまいます。
そのため、SBLを前提とした機能が正しく動作せずに問題となります。(問い合わせが発生する)
Windowsのログオン画面で自動的にAnyConnectの接続ダイアログボックスを表示させたいのですが、何か方法はあるでしょうか。
私が試した方法は以下のとおりです
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1.ログオン スクリプトまたはスケジューラによる方法
1-1. ローカルグループポリシーエディターにて、スタートアップ スクリプトを起動するように設定
(ログイン スクリプトではなくスタートアップ スクリプトにすることで、PC起動時に実行されることを期待した)
→スタートアップ スクリプトからvpnui.exeを起動するように設定
同じ考え方で
1-2. タスクスケジューラで、PC起動時に上記のスクリプトが実行されるように設定
結果はいずれもNGでした。
ただ、ユーザー名+パスワードを入力してWindowsにログオンしてからAnyConnectを起動すると
Another AnyConnect application is running というエラーメッセージが出てくるので、
接続ダイアログボックスは表示されなくても、中途半端に動作しているようです。
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2.デフォルトの資格情報プロバイダを変更する方法
マイクロソフトのサイトを参照しました
"How to assign default Credential Provider in Windows 10"
http://www.thewindowsclub.com/assign-default-credential-provider-windows-10
レジストリエディタを参照して、SBLのユニークなIDを取得します。
HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Microsoft\Windows\CurrentVersion\Authentication\PLAP Providers
それをローカルグループポリシーエディターの
Computer Configuration -> Administrative Templates -> System -> Logon
のAssign a default credential provider (←Windows10からの項目)
に設定
→Credential ProviderとPLAP Credential Providerは別扱いなのか、動作しませんでした。
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3.キャッシュされたログオン情報を無効にする方法
こちらのサイトを参照しました
"Windowsでキャッシュされたログオンを無効にする"
http://www.atmarkit.co.jp/ait/articles/0409/11/news018.html
キャッシュされたログオン情報を無効化することで、
ネットワーク接続、VPN接続を強制的に行うことを期待する方法です。
→実機では試していません。
仮にうまくいったとしても、ネットワーク接続なしではWindowsにログオンできないとなると、使いづらく、PCの運用上問題となるためです。
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他に、有効な方法はあるでしょうか
よろしくお願いします。
2016-12-05 04:43 PM
SBLの機能としては、Configuration guideに記載がある通り、Switch User > Network LogonボタンをクリックしてAnyConnectを接続させるという方法のみを想定した実装となっています。
このため、これ以外の利用方法についてはサポートすることはできません。
以下のサポートコミュニティの投稿にて、バッチ処理を起動直後に実行させ、VPN接続を実施させるという事例があるようです。
https://supportforums.cisco.com/discussion/11091211/anyconnect-30-automatic-sbl-tnd
ただし、前述いたしました通り、Configuration Guideに記載がある方法とは異なる内容となり、サポートの範囲外となりますので、TACのサポートは提供できない内容となりますので、その点はご留意いただけれればと思います。
2016-12-09 06:39 PM
aktosaさん
回答ありがとうございます。athirano1です。
お知らせいただいたリンク先の文書は確認しましたが、私の環境ではうまくいきませんでした。
仕様であるという点については理解できました。
エンドユーザーにわかりやすい手順をガイドするということで対応したいと思います。
ありがとうございました。
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