はじめに
本ドキュメントでは、ハントグループエージェントとして登録されているユーザが、着信転送設定などユーザ機能を設定していた場合におけるハントグループ着信時の挙動について説明します。
ユーザ機能の動作
ハントグループからの着信呼の場合、ユーザが着信転送など個別に設定していた場合の挙動は以下となります。
ユーザ機能 |
動作 |
全ての転送設定 |
転送しない |
ボイスメール転送 |
転送しない |
同時呼び出し |
動作しない。設定した番号は鳴動しない |
順次呼び出し |
動作しない。設定した番号は鳴動しない |
シングルナンバーリーチ |
設定した番号に転送される |
取り込み中 (DND) |
鳴動しない |
匿名通話の拒否 |
拒否しないため着信する |
※ DND : Do Not Disturb
切り分け方法
ハントグループ着信時にエージェントに着信しない、結果として意図しないユーザ以外の番号が鳴動してしまった場合の切り分け方法を紹介します。
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「取り込み中 (DND)」が有効になっていないかどうか。
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ハントエージェントのユーザ設定に「シングルナンバーリーチ」番号が設定されていて、かつ有効になっていないかどうか。有効になっていた場合は無効にする。
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ハントグループに「着信転送」が設定されている場合にはスケジュール設定を確認。
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シングルナンバーリーチ転送の場合、転送呼の発信元番号はユーザ番号です。
ユーザを特定する場合、コントロールハブ > 分析 > コーリング > Detailed Call History 画面下部の「詳細な通話履歴」にて" Called Number = 転送先番号" を入力し検索することでユーザを確認することができます。
参考情報
Webex Calling 設定ワークフロー
Control Hub のハント グループを管理する
Cloud Collaboration ポートフォリオの分析