はじめに
本ドキュメントは、VMware vSphere Client に弊社が提供するOVAファイルを使用して Intersight VA/Assist をデプロイする際のシステム要件の変更について説明します。
1.0.9-5xx 以前のバージョンのシステム要件、及びOVAファイルを使用したデプロイ
Intersight Virtual Appliance 1.0.9-5xx 以下のバージョンでは、デプロイ時に選択可能なオプションとして、Small, Medium, Large のConfiguration が用意されておりました。
例: intersight-appliance-installer-vsphere-1.0.9-499.ova を使用したデプロイ画面

2022/8/16 に発行された以下のドキュメントに記載のVAの要件に沿ったものとなります。
<Cisco Intersight 仮想アプライアンスおよび Intersight Assist スタートアップ ガイド、1.0.9 より抜粋>

1.0.9-6xx 以降のバージョンのシステム要件、及びOVAファイルを使用したデプロイ
1.0.9-615 以降のバージョンでは、以下のドキュメントに沿ったシステム要件に則ってデプロイします。(2023/12/25現在。今後変更される可能性がございます。)
Cisco Intersight Virtual Appliance and Intersight Assist Getting Started Guide, 1.0.9

バージョン1.0.9-630 ではデプロイメニューが変更され、Small/Medium/Large といった表記は無くなりました。2番目、3番目の構成を VA デプロイ時は選択する必要があります(Assist は、一番上のSmall 相当の構成も選択できます)。
例: intersight-appliance-installer-vsphere-1.0.9-630.ova を使用したデプロイ画面
1.0.9-5xx 以前のバージョンで Small でデプロイした VA の構成変更について
1.0.9-5xx 以前のバージョンから、1.0.9-6xx 以降のバージョンにアップグレードする場合は、予め構成変更をしてシステム要件を満たした上でアップグレードをする必要があります。
変更をせずにアップグレードすると、アップグレードが失敗したり、以下のようなメッセージが表示されます。
[アップグレード失敗時の Techsupport ファイルに含まれる upgrade ログの例]
yyyy-xx-xx HH:MM:SS,xxx p=78495 u=ansible n=ansible | ok: [xxx.vsphere.local] => {
"ansible_facts": {
"error_msg": "Upgrade failed for Appliance Version 1.0.9-631. Please change the disk size to required minimum.", <<<<<
"fail_upgrade": true
},
"changed": false
}
[アップグレードは成功したが、警告メッセージが表示される場合]
予め構成変更してからアップグレードをする場合、せずにアップグレードをして上記メッセージが表示された場合、共に以下の記事の構成変更例を参考にして VM 構成を変更して対応してください。
[Intersight] Virtual Appliance, Assist をアップグレード後にディスク容量関連のエラーが発生する
尚、Assist については必要ディスク要件に変化はございませんので、例えばSmallでデプロイしたAssistは、アップグレード後も500GiBのままご使用いただけます。
参考情報
(英語 2023年12月25日現在、最終更新日が2023年12月4日であり、1.0.9-6xx のデプロイに対応しています)
Cisco Intersight Virtual Appliance and Intersight Assist Getting Started Guide, 1.0.9
(日本語 2023年12月25日現在、最終更新日が2022年8月16日となっているため 1.0.9-6xx のデプロイには対応していません)
Cisco Intersight 仮想アプライアンスおよび Intersight Assist スタートアップ ガイド、1.0.9