2013-09-18 12:21 PM
A1. CUCMとVCS-Eを直接接続する方法につきましては、恐れ入りますが、弊社ではご案内しておりません。
Deployment Guideに記載のとおり、CUCMに接続する際にはVCS-Cをご使用いただきますようお願い致します。
Deployment Guide
A2. Jabber(モバイル, PC)は、登録するサーバ情報等)をTMSから取得致します(Provisioningと呼びます)ので、TMSの導入が必須となります。
A3. TelePresenceおよびWebExの最新版であれば接続はできるはずですが、現在この機能は、ユーザ様でご使用を予定される環境等について弊社側での検証が事前に必要となるため、特定のユーザのみのサポートとなっています。詳細に関しては弊社営業担当にご確認をいただければと存じます。
A4. • MCUの観点
– Web画面の会議作成メニューから、開始時間と終了時間を指定して開催する会議をMCUでは「スケジュール会議(Scheduled conference)」と言います。MCUのイベントログに、
– それ以外の会議、つまり、オートアテンダント経由で作成した会議や、存在しない会議番号にダイヤルインすることで作成される会議を、MCUでは「アドホック会議(Ad-hoc call)」と言います。
• TMSの観点
– TMSの会議制御センター(CCC)でアドホックと表示される会議は、TMSによって予約された会議以外の会議です。
ですので、TMSを使わずにMCUのWeb画面で開始した会議は、MCUではスケジュール会議と言いますが、TMSのCCCではアドホックと表示されます。
A5. -TMSのナビゲーターから、MCUを選択して、「設定」タブの最下段「TMSスケジューリング設定 」の中にある、「予約を許可」というパラメータを「はい」にすると、そのMCUはTMSで予約会議を行うMCUということになります。
TMSで予約しないMCUには「予約を許可」というパラメータを「いいえ」にします。
- TMSでスケジュールしない、アドホック会議を許容するMCUでは「Media port reservation」を「Disabled」にし、「Incoming calls to unknown conferences or auto attendants」を 「Default auto attendant」もしくは「Create new ad hoc conference」にすることで、そのMCUはアドホック会議を作ることができるMCUになります。( 「Media port reservation」 がEnabledだと、そもそもアドホック会議は作成できません)
A6. TMSにて会議予約を行う際にMCUが許容するポート以上の複数の拠点を選択することで、自動的にカスケード会議となります。端末が接続するMCUはTMSが自動的に割り当てます。
もしくは参加拠点を選択する際に、MCUを明示的に追加し、どのMCUからどの拠点に発信するかを指定することも可能です。
A7. 「TMSPE」ではなく「TMS」からの予約に関するご質問かと存じます。TMSでの会議を予約する際に「詳細設定」の「録画」にてTCSを指定することにより、予約会議の録画を行うことが可能です。
A8. はい。一定時間パケットロスがなくなると、MCUがflowControlCommandで帯域幅を増加させます。
A9. サービスプリフィックスは、たとえば4505だと、VCSに4505と登録されます。4505で始まるダイヤル番号は、そのMCUにルートされるようになります。
Registrationプリフィックスは、会議ごとにそのエイリアス番号をVCSに登録する際に、会議エイリアスの前に付与してVCSに登録するものです。会議がIDが1234とするとその会議は、45051234としてVCSに登録されます。
サービスプリフィックスが4505で、45059999という番号に発信した場合、VCSはプリふぃっくが4505で登録されているMCUにルートします。MCUは後ろの9999をみて、既存の9999という会議があればその会議に、発信者を接続しますし、9999が無ければ、オートアテンダントに接続するか、9999という会議を作成するか、切断するかという振る舞いが設定によって変ってきます。
A10. VCS7.x以前はH323端末側よりFlowControlCommandを受信しても、Bandwidthを変更する信号を対向に送出しません。つまり、Interworking呼において、MaxBitRateの変更は対応しておりません。
VCS7.x以降及びTC6.x以降の端末であれば、tmmbr (Temporary Maximum Media Stream Bit Rate Reques RFC5104) をサポートしており、下記のように動作しております。
H323 EP VCS SIP端末
|----FlowControlIndication- | |
| |--- RTCP--------|
A11. MCUや端末でのHTTPSを解除する必要があります。それぞれの解除方法について、回答いたします。
MCUの場合、
1、 Settings>SecurityのRedirct HTTP requests to HTTPSの☑を外します。
2、 Network>ServicesのHTTPSの☑はグレーとなる場合、https://mcuにログインすることになっているので、一旦MCUのWebインターフェースよりログアウトします。
3、 http://mcuにてログインし、Network>ServicesのHTTPSの☑を外します。
TC端末の場合、
1、 NetworkServices>HTTPS>ModeをOffにし、Saveします。
2、 すぐにTMSに反映しませんので、TMSの該当端末設定(Systems>Navigtor>該当端末>Settings)の再下部のForceRefreshボタンをクリックしてください。
A12. Dial-inとDial-outはTMSからHTTPで指示しており、対象がMCUか端末かの区別です。
Dial-inの場合、Dail-outと同じく、MCUはHTTP/HTTPSで端末の状態、設定を確認し、会議開始メッセージを送出します。
会議が開始時に、MCUは端末にHTTP POSTを送出します。
内容
POST /putxml HTTP/1.1\r\n
<Command>
<Dial command="True">
<Number>h323:45105406</Number>
<Protocol>h323</Protocol>
<CallRate>512</CallRate>
<CallType>Video</CallType>
</Dial>
</Command>
端末側はこれを受け、MCUに対して発呼します。
A13. Provisioning端末以外の場合、H323とSIPのRegisterは共に、Default Subzoneに送ってきます。Credential情報はVCS configuration>Authentication>Devices>local databaseで設定してあります。既存のRecordを利用しても良いし、新しくCredential情報を作成してもよいです。
端末側のH323とSIP設定に、それぞれCredential情報のIDとPasswordを入力すると、
Registerは成功します。
A14. はい。これは想定動作となっております。Jabber for TelePresenceのイニシャルRegisterは認証行いますが、Registerの更新は認証行いません。そのため、一旦ログアウトし、再度ログインすると、認証が行われ、新しいパスワードが要求されます。
A15. まず机上で確認すべきポイントは、
- ダイヤルしている番号は、IPアドレス発信なのか、エイリアス発信なのか?ゲートキーパーを使っていなければ、エイリアス(いわゆる電話番号のような番号)では発信できません。ダイヤルした番号があっているかどうかはもちろん確認が必要です。
- 発信時に選択しているプロトコルはH.323またはSIPの正しいほうを使っているかどうか。
- ゲートキーパーや対向のエンドポイントへそもそもIPリーチャブルなのか?
上記が正しいにもかかわらず接続できない場合は、どこで切断されているのかを確認するために、VCSのサーチルール、イベントログを確認しましょう。VCSで接続が拒否されているかもしれません。MCUを使っている場合は、MCUのイベントログも見てみましょう。MCUが切断しているかもしれません。対向のエンドポイントも見てみましょう。エンドポイントが切断している場合もあります。
A16. TACではどのバージョンでも問い合わせは受け付けています。ただし、開発側の対応は、現行のメジャーバージョンとひとつ前のメジャーバージョンの最新ファイルで問題が確認できた場合に、次のマイナーバージョンアップで対応されます。
TC5.1.7、TC6.2で問題が確認できたら、TC5.1.8、TC6.2.1で対応されるということになります。TC4やTC3はファイルは提供されませんので、TC5やTC6へのアップグレードをお願いします。
A17. TC6.1からWebインターフェースで設定のバックアップとリストアが可能になっています。それ以前のバージョンですと、xconfigの出力を取っていただくか、rootでログインしてconfig.dbファイルを取っておくことで可能です。Config.dbのファイルの場所は/mnt/base/activeというディレクトリです。endポイントテクニカルハンドブックに記載があるので、そちらを参照してみてください。
A18. 以下の可能性をつぶしてみてください。
1. リモコンの電池がすくなっている。→交換してみてください。
2. 電池ボックスの中にあるスイッチで赤外線が飛ぶ強さを調整できます。今、弱いモードになっていかもしれません。→スイッチを“強“のほうに切り替えてみてください。
3. 蛍光灯や、直射日光が本体やカメラの受光部にあたっている場合は、当たらないようにしてみてください。
4. 上記を確認してもなお、あるリモコンがすべての会議室のC40に対して動きが悪い場合は、交換も可能です。
A19. 可能です。CシリーズのエンドポイントとVCSならrootユーザでCLIにログインしてLinuxのtcpdumpコマンドが使えます。MCUでもコンソール画面のCLIでnettapというコマンドが用意されています。ただし、MCUはコンパクトフラッシュの容量が256Mと小さいためピンポイントで再現試験が可能な場合に使うものです。
詳しくは、弊社のサポートコミュニティにアップロードされているendpointテクニカルハンドブック、Infrastructureテクニカルハンドブックに、パケットキャプチャの方法を含めた、製品ごとログの収集方法が記載されています。
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