はじめに
このドキュメントでは、Cisco TelePresenceManagement Suite(以下TMS) バージョン14.3から可能となった各種TMSプロセスのログレベルの変更方法を説明します。
TMSのログ取得方法は下記のドキュメントを参照ください。
TMS/TMSPEのログ取得方法
このページの元情報は、Cisco TelePresence Management Suite Administrator Guide (14.3)のTroubleshootingの章にある「Using the logs」の項です。すべてのログファイルの説明および、デフォルトのログレベルについてはそちらを参照ください。
14.3以降のその他のバージョンのAdministrator Guideは以下のリンクから参照可能です。
Maintain and Operate Guides
設定
TMSの各サービスのログ出力レベルを以下の4つに変更することが可能です。
- OFF: ログ出力無効
- WARN: warning と errorのみ出力
- INFO: WARNに加えて、クリティカルではないレベルのログを出力
- DEBUG: サポートから指示があった時のみ実施。トラブルシューティングが終わったら元に戻すべきレベル。
ログレベルの変更:
- 上記表の参照して各サービスの設定ファイルのバックアップを取っておきます。どのサービスがどの設定ファイルで変更可能かは、Cisco TelePresence Management Suite Administrator Guide、「Using the logs」の表(p.318)を参照します。
- 設定ファイルをテキストエディタで開きます。
- <log4net> のなかの<root>属性の<level>属性を<level value=“DEBUG”/>に変更します。

反映させるためにそのサービスを再起動します。IISに関するログレベルの変更は、再起動不要です。IIS設定ファイルの変更後すぐに反映します。
必要以上にログファイルが肥大することを避けるため、DEBUGレベルは、ログの取得が終了したら、元のレベルに戻します。
確認
再起動したサービスのログファイルを開いて、DEBUGでサービスが起動していることや、ログ中にDEBUGの出力があることを確認します。

関連情報
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