はじめに
本ドキュメントでは、デスクトップ版 Webex Calling appのクライアントが持つ証明書の有効期限とその対処方法について説明します。クライアント証明書の期限が切れた場合、サインインができなくなるなど、Webex Callingサービスが利用できなくなるため、証明書の期限前に必ず最新のバージョンへアップグレードしていただく必要があります。
証明書の期限切れによりサインインが不可になる場合の状況は、以下の記事をご参照ください。
Q: PCアプリを利用しようとしたところ、突然ログインができなくなりました。何か原因は考えられえますか?
尚、モバイル版 Webex Calling app、Webex アプリ、ローカルGWは本ドキュメントの内容に関して影響はありません。
クライアント証明書の有効期限について
デスクトップ版 Webex Calling appは、認証や暗号化通信などで利用するためのクライアント証明書を持っています。クライアント証明書は定期的に更新する必要があり、新しいバージョンに更新された証明書をバンドルしてリリースされています。
有効期限の65日前よりアプリケーション上に以下のようなメッセージが表示されます。

アプリケーションのバージョンと証明書の有効期限
Webex Calling appの各バージョンが持っている証明書の有効期限は以下となります。(2022年7月現在)
アプリケーション種別 |
バージョン |
有効期限 |
デスクトップ (Windows / MAC) |
22.9.12 から 22.9.25 |
2022年4月22日 |
|
22.9.30 から 22.9.31 |
2022年9月15日 |
|
22.9.33 以降 |
2023年4月6日 |
証明書の有効期限の対応方法
各ユーザは、証明書の有効期限を迎える前に、アプリケーションのアップグレードが必要です。
settings.webex.com へWebプラウザーでアクセスしてサインイン後、[Webex Callingをダウンロード] のリンクから最新のデスクトップアプリケーションをダウンロードして、アップグレードしてください。

参考ドキュメント
Webex Calling Clients Client Maintenance - Recurring Requirement