IOS-XR ルータにて syslog メッセージが表示される場合、下記例のように traceback メッセージとして表示される場合があります。
cfgmgr-rp[162]: %MGBL-CONFIG-7-INTERNAL : Null parameter passed : pkg/bin/cfgmgr-rp : (PID=192614) : -Traceback= 4a299140 4b03d470 4bde54e0 40028680 400289d8 4002b608 4002c768 40026e04 4001bd98 40021618 400219f0 4a2b8a7c 4a2b6788 40020190 4a3053cc |
IOS-XR ルータにおける traceback メッセージとは、syslog が表示されるまでのスタックトレース情報が追加されていること以外は通常の syslog メッセージとの違いは特にありません。
traceback メッセージの特徴は以下のようになっております。
- traceback 付きで表示されるかどうかは各 syslog メッセージ毎に定義されています
- traceback は必ずしも問題となるメッセージではなく、重要度は出力される syslog メッセージに依存します
- traceback のスタックトレースからメッセージが出力されるまでに至る過程を調査することができます
- traceback のスタックトレースからメッセージが出力された根本原因は必ずしも特定できる訳ではありません
traceback メッセージを解析するためには、traceback メッセージが表示されたプロセスの DLL マッピング情報が必要になるため、以下のログが必要になります。
- show logging
- show dll jobid <jid> location <node>
上記 <jid> と <node> は traceback メッセージが出力されたプロセスの Job ID と Location を指定して下さい。