2025 年 1 月 22 日 (初版)
TAC SR Collection |
主な問題 |
NCS5500/5700 シリーズルータおよび NCS540/560 シリーズルータにおいて、Microloop Avoidance 発動時にトラフィックドロップが発生する問題が報告されています。 リンクダウンのような障害発生時に Microloop Avoidance が発動し、microloop avoidance rib-update-delay タイマーが切れるまで (デフォルト 5000 milliseconds) の間、トラフィックドロップが発生します。
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原因 |
この問題はバックアップパスのトップラベルが Implicit NULL となる場合に発生し、CSCwm41974 として報告されています。 CSCwm41974 -
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解決策 |
この問題は、不適切なラベルプログラミングが発生する機器のバックアップパスにおけるネクストホップルータで、explicit-null を設定することで回避することができます。以下は設定例です。
router ospf 1 area 0 interface Loopback0 prefix-sid index <SID Index> explicit-null
問題の解決には CSCwm41974 の修正されたバージョンを使用する必要があります。
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備考
本不具合は、Bug Search Tool でも確認できます。
各製品の TAC SR Collection の一覧は、よくある質問と解決方法 (TAC SR Collection) から確認できます。