はじめに
本ドキュメントでは、ASAv/FPR1000/FPR2100/FPR3100シリーズにおいて、永続ライセンスであるPermanent License Reservation (PLR) の無効化・返却方法について紹介します。本ドキュメントは、Firepower1010のASAバージョン9.19(1)を用いて確認しております。PLRの有効化については「ASAv/FPR1000/FPR2100:PLR の有効化方法およびshow license allステータスの遷移 」をご参考ください。
PLRの無効化・返却は、以下の手順で実施することができます。
1. ASAのPLR無効化 /Return Code発行
2. CSSMへPLR返却
1. PLR無効化 /Return code発行
ASAのCLIにて以下のコマンドよりPLR無効化とReturn Code発行します。
ciscoasa# license smart reservation return
Enter this return code in Cisco Smart Software Manager portal:
UDI: PID:FPR-1010,SN:JAD24270P7T
Return code: CCZbxe-xxxxxx-xxxxxx-xxxxxx-xxxxxx-xxx <----- CSSMへPLR返却時に必要なRuturen code
上記コマンドを実行にてASAのPLRが無効となり、評価ライセンスモードに移行します。
ciscoasa# show license all
Smart Licensing Status
======================
Smart Licensing is ENABLED
License Reservation is ENABLED
Registration:
Status: UNREGISTERED
Export-Controlled Functionality: NOT ALLOWED
License Authorization:
Status: EVAL MODE <------- 評価ライセンスモード
Evaluation Period Remaining: 87 days, 21 hours, 21 minutes, 41 seconds
<snip>
2. CSSMへPLR返却
- CSSMにアクセスし、Inventory > Licensesより、該当ライセンス (PLR) のIn Useの値をクリックします。
- PLRで使用中のProduct Instanceリストが表示されますので、返却するProduct Instanceをクリックします。
- Product Instanceの詳細情報が表示されます。Serial Numberに間違いないか確認の上、左下にあるActionsより「Remove」をクリックします。
- Return Codeの入力画面が表示されます。先ほどASAにて発行したReturn codeを入力し、「Remove Reservation」をクリックするとPLR返却が完了します。
- Permanent License Reservation (PLR) が返却され、使用数が1から0に更新されたことが確認できます。
参考情報