Secure Network Analytics :SNAのISE連携トラブル時のDebug設定とログ取得について

[htahara]

• はじめに
• 実施手順

はじめに

SNAとISEをpxgridで連携させるときにセッション情報やANC Policyが連携されないなどのトラブルが発生するときがあります。解決のためにTACにお問い合わせいただくことになりますが、TAC側からSNA側でpxgridをdebugモードにして原因解析を依頼するときが多々あるため、その際の実行手順を紹介します。

本手順による稼働への影響としてはサービス再起動コマンド実行時に一時的にISEとのpxgrid接続に影響があるのみで他機能の影響はありません。

実施手順

(1)
SMCにSSHでアクセスします。ユーザはRootを使用します。sysadminでは本手順は実行できません。

(2)

設定ファイルをコピーします。

#cd /lancope/manifests/
#cp docker-compose.yml docker-compose.yml.orig

(3)
vimコマンドで設定ファイルを編集します。
vim docker-compose.yml
変更箇所は以下の部分です。
-------------------
svc-ise-client:
container_name: svc-ise-client
image: docker-lc.artifactory1.lancope.ciscolabs.com/svc-ise-client:20210407.1606-41c4b0086b38
environment:
LOGGING_LEVEL: \INFO<<========## ここを \DEBUGに書き換えます。
--------------------

 (4)
保存後、サービスを再起動します。この状態でDebugモードになります。
#docker-compose rm svc-ise-client && docker-compose up -d svc-ise-client

(5)

Debugモードに変更・各種作業を実行しDiagを取得した後はDebugモードをもとに戻します。

vimコマンドで設定ファイルを編集します。
vim docker-compose.yml
変更箇所は以下の部分です。
-------------------
svc-ise-client:
container_name: svc-ise-client
image: docker-lc.artifactory1.lancope.ciscolabs.com/svc-ise-client:20210407.1606-41c4b0086b38
environment:
LOGGING_LEVEL: \DEBUG<<========## ここを \INFOに書き換えます。
--------------------

(6)
保存後、サービスを再起動します。この手順を実施後Debugモードから元に状態に戻ります。
#docker-compose rm svc-ise-client && docker-compose up -d svc-ise-client