はじめに
本ドキュメントでは Customer Success Metrics について説明します。バージョンは 7.4.1 で確認しています。
Customer Success Metrics とは
お客様環境における Secure Network Analytics の利用状況等を収集し、クラウド上のサービスに送信する機能です。収集した情報はサービスの向上に利用しています。ホストグループや IPアドレス、ユーザ名、パスワードなど、お客様固有の情報は収集していません。この機能はデフォルトで有効となっていますので、停止させるためには無効化設定が必要です。利用状況を収集して送信するだけの機能ですので、無効にしても Secure Network Analytics の動作に影響はありません。有効/無効の設定は Appliance Configuration にて Configuration Menu > External Services で行います。
情報を外部ホストへ送信するために必要な設定
Customer Success Metrics はクラウド上のサービスで情報を収集しています。Secure Network Analytics が設置されたネットワークとインターネットとの間のファイアウォールで通信に制限をかけている場合は、必要な通信が許可されるようファイアウォールを設定します。具体的には、Manager が以下の FQDN のホストと HTTPS (443/tcp) の通信が可能となるようにルールを追加します。
- api-sse.cisco.com
- est.sco.cisco.com
- mx*.sse.itd.cisco.com
- dex.sse.itd.cisco.com
- eventing-ingest.sse.itd.cisco.com
外部との HTTPS 通信が Web Proxy 経由になる場合、Manager で Internet Proxy も有効にします。Proxy でアクセス制限をかけている場合も、前述した FQDN を許可するように設定します。
Secure Network Analytics の各アプライアンスで収集したデータは一旦 Manager 上に集められ、Cisco Security Service Exchange がクラウド上のサービスにアップロードします。そのため、Manager 上で Cisco Security Service Exchange も有効にしておく必要があります。Cisco Security Service Exchange の設定は Customer Success Metrics と同じ（Configuration Menu > External Services）です。
データのアップロード
収集したデータは 24時間ごとに Manager 上の Cisco Security Service Exchange がクラウド上のサービスにアップロードします。アップロードが完了したデータは Manager 上から削除されます。
収集データの種類
本ドキュメントでは割愛します。Customer Success Metrics Configuration Guide をご参照ください。
(Customer Success Metrics Configuration Guide 7.4.1)
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