※ 2023 年 1 月 17 日現在の情報をもとに作成しています
1. はじめに
本記事では、Umbrella の機能が使用できているかを確認するための URL (こちらの記事で紹介したものを除く) をいくつか紹介します。
なお、以下のサポート文書に記載があるとおり、本記事で紹介しているすべての URL は、DNS 環境でのテストを目的として用意されたものであり、SIG 環境内での利用は想定されていません。SIG 環境内で使用した場合の現在の挙動については、項番 7 を参照してください。
What are the Umbrella Test Destinations?
https://support.umbrella.com/hc/en-us/articles/115000411528-What-are-the-Umbrella-Test-Destinations-
> The following test pages apply to Umbrella DNS coverage and may not apply to users with active SIG coverage.
※ 下記で紹介する確認用 URL は、すべて Cisco がテスト目的で用意したものとなります。アクセスしてもセキュリティ上の問題を起こすものではありません
2. セキュリティ設定の確認
Umbrella Dashboard の DNS ポリシー (DNS Policies) > セキュリティ設定 (Security Settings) で マルウェア (Malware) を有効にしている場合、クライアント PC にそのポリシーが反映されているかを以下の URL で確認できます。
http://examplemalwaredomain.com/
この URL にアクセスし、以下のようなブロック ページが表示されれば、当該のポリシーは正しく反映されています。

※ Web ブラウザの言語設定が日本語だと、ブロック ページは日本語で表示されます
これと同様に、コマンド&コントロールのコールバック (Command and Control Callbacks) 用、フィッシング攻撃 (Phishing Attacks) 用の URL もそれぞれ用意されています。
コマンド&コントロールのコールバックの確認用 URL
http://examplebotnetdomain.com/
フィッシング攻撃の確認用 URL
http://www.internetbadguys.com/
3. コンテンツカテゴリの確認
Umbrella Dashboard の DNS ポリシー (DNS Policies) > コンテンツカテゴリ (Content Categories) で成人向け (Adult)、性的でないヌード (Non-sexual Nudity)、ポルノ (Pornography)、アダルトテーマ (Adult Themes)、ヌード (Nudity) のいずれかを有効にした場合、クライアント PC にそのポリシーが反映されているかを以下の URL で確認できます。
http://exampleadultsite.com/
この場合も、ポリシーが反映されていると、ブロック ページが表示されます。
4. インテリジェントプロキシの確認
DNS ポリシーでインテリジェントプロキシ (Intelligent Proxy) を有効にしている場合、クライアント PC でインテリジェントプロキシが有効になっているかを以下の URL で確認できます。
http://proxy.opendnstest.com/
インテリジェントプロキシが有効の場合、以下の画面が表示されます。さらに表示されているリンクをクリックすることで、インテリジェントプロキシによるブロック テストをすることが可能です。
5. SSL復号の確認
DNS ポリシーで SSL復号 (SSL Decryption) を有効にしている場合、クライアント PC で SSL復号が有効になっているかを以下の URL で確認できます。
https://ssl-proxy.opendnstest.com/
SSL復号が有効の場合、以下の画面が表示され、さらに追加で SSL復号によるブロック テストをすることが可能です。

6. ファイル分析の確認
DNS ポリシーでファイル分析 (File Inspection) を有効にしている場合、クライアント PC でファイル分析が有効になっているかを以下の URL で確認できます。
https://ssl-proxy.opendnstest.com/download/eicar.com
ファイル分析が有効の場合、EICAR テスト ファイルがダウンロードされる代わりに、以下のようなブロックページが表示されます。

7. SIG 環境での動作
前述したとおり、本記事で紹介した URL は SIG 環境を想定して用意されたものではありません。そのため、以下で紹介している SIG 環境での動作は記事更新日現在のものであり、今後変更される可能性があります。
AnyConnect、Pac ファイル、Proxy Chaining を用いて SWG を導入している場合、以下の URL を用いた Web ポリシーのテストが可能であることを確認しています。
http://www.internetbadguys.com/
http://examplemalwaredomain.com/
http://examplebotnetdomain.com/
http://exampleadultsite.com/
https://ssl-proxy.opendnstest.com/download/eicar.com
ネットワークトンネルを用いて SWG を導入している場合、以下の URL のみ Web ポリシーのテストが可能であることを確認しています。
https://ssl-proxy.opendnstest.com/download/eicar.com