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DCNhowtoAdmin
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ACI におけるテナント

スイッチを APIC の管理下に置いた後は、その物理ネットワークの上にテナントネットワークを作成していきます。

ここで言うテナントネットワークとは、とあるお客様用のネットワーク、グループ用、システム用のネットワークに相当します。

APIC の GUI では、TENANTS というタブの下にテナントの設定を行います。テナントは複数作成できます。

image.png

テナントネットワークの構成

テナントには、1つまたは複数のVRF (Private Network) を含むことができます。

そして、VRF は1つまたは複数のBridge Domain (BD) を含みます。(Bridge Domain は1つの VRF に所属)

VRF と Bridge Domain は、これまでのネットワークのVRFとVLANのような関係性ですが Bridge Domain はVLAN とは異なります。

02.png

 

Bridge Domain (BD)とは

Bridge Domain (BD)は、これまでのネットワークに例えるとブロードキャストドメイン(フラッディングの範囲となるドメイン)にあたります。

これまでのネットワークでは、VLANを使用してブロードキャストドメインを分離していました。その点でも BD はVLANと似ていますが、VLANとは異なります。

異なる点は大きく以下の3つです。

  • BD は、BD ごとに Unknown Unicast, ARP Flooding 等の取り扱い(Flooding するか、しないか)を指定する事ができます。
  • BD は、特定の VLAN と 1対1 対応ではありません (EPG の設定 で解説します)
  • BD は、複数の Subnet を含むことができます。(テナントの作成 参照)
image.png

 

EPG と Bridge Domain(BD)

テナントネットワークを作成したら、次はアプリケーションネットワークプロファイルを作成します。

アプリケーションネットワークプロファイルの構成要素である EPG(End Point Group) は1つの BD に所属します。

つまり、エンドポイントは特定のBDに所属することになります。

 

これまでのネットワークでは、エンドポイント(ホスト)は特定のVLANに所属していたかと思います。それがBDに変わっただけのようなイメージですが

VLANとBDの大きな違いは、VLAN ID が、単なるEPGに所属させる条件(識別子)の1つであるという点です。具体的にはEPG の設定 で解説します

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