概要
このドキュメントでは Japan TAC のエンジニアが提供している ACI の有償トレーニングについて紹介します。
トレーニングの概要は以下の通りです。
トレーニングの目的 |
ACI の障害切り分け技術の習得 |
対象 |
ACI の管理/ 保守/ トラブルシューティングを行う方(初級/ 中級/ 上級) |
ハンズオンの有無 |
オフライン(東京本社: 東京ミッドタウン・タワー での開催): ハンズオンあり オンライン(Webex Meeting での開催): ハンズオンなし
※オフライン(東京本社: 東京ミッドタウン・タワー)での開催が可能かどうかはコロナウィルスの状況次第となります。ハンズオントレーニングをご希望であればその都度ご相談ください。 |
トレーニング実施時間 |
半日/1日/2日/3日/4日 |
最低開催人数 |
最低 6 名参加者が集まるようにご調整ください。 |
ACI の有償トレーニングの内容
ACI の有償トレーニングはお客様が好きなトレーニング内容を選択できるような形式で用意しています。トレーニング内容については要望に応じてカスタマイズして提供することも可能です。 ただし、カスタマイズする量に応じてトレーニング提供までにお時間をいただくことになります。 また、メニューにない内容であってもご要望に応じて対応できる場合がありますので、ご興味がある場合は弊社担当営業へご相談ください。(ただし、TAC が提供可能なトレーニングは、トラブルシューティングトレーニングとなります。)
内容 |
説明 |
レベル |
時間 |
ハンズオン |
1. ACI 概要説明 |
ACI の基本的な用語(EPG/BD/MO/MIT) の説明や概念についてや、従来スイッチとの共通点や違いなどACI を扱うために最低限必要な知識について |
初級 |
60 分 |
- |
2. HW 概要とトラブルシューティング(基本) |
APIC / Leaf / Spine のハードウェアに関する基本、交換方法、アップグレード方法について |
初級 |
90 分 |
- |
3. SW 概要とトラブルシューティング(基本) |
ヘルススコア、フォルト、イベントログ、設定変更ログの確認方法について |
初級 |
90 分 |
+30 分 |
4. ログ取得/ 確認方法 |
Techsupport / Core / SPAN / ELAM 等、トラブルシューティングに必要なログの取得方法、及び、それらを用いたトラブルシューティング事例紹介 |
初級 |
180 分 |
+90 分 |
5. フォワーディング |
ACI 内部でのパケット転送処理に関する基本とそのトラブルシューティングについて |
中級 |
90 分 |
+90 分 |
6. エンドポイント |
エンドポイントの学習方法やACI 内部での参照方法について |
中級 |
90 分 |
7. コントラクト |
EPG 間でどのように通信が許可されているかや、コントラクトの種類について |
中級 |
90 分 |
8. インターフェース |
インターフェースがDown/Up したり、CRC エラーが出力された場合のトラブルシューティングや、VPC のトラブルシューティングなど、インターフェース全般に関するトラブルシューティングについて |
中級 |
90 分 |
- |
9. L3Out (基本) |
ルーティングプロトコルを動作させるためのL3Out の基本設定(OSPF/EIGRP/BGP) や、その確認方法について |
中級 |
180 分 |
+90 分 or +180 分 ※
|
10. L3Out (Transit Routing) |
TransittRouting に関する設定/ 動作/ トラブルシューティングについて |
上級 |
90 分 |
+30 分 |
11. Shared Service (Shared L3Outを含む) |
Shared Service (App EPG 間 および Shared L3Out) に関する設定 / 動作 / トラブルシューティングについて |
上級 |
90 分 |
+30 分 |
12. PBR |
Policy Based Redirect (PBR) に関する設定/動作/トラブルシューティングについて |
上級 |
90 分 |
+60 分 |
※L3OUT(基本)のハンズオンは、コンフィグ済みの状態で動作確認を行うなら +90 分、1からコンフィグをして動作確認を行うなら +180 分 となります。
注意事項
- 中級は初級の、上級は初級および中級の知識があること
- 10. L3Out (Transit Routing) 及び、11. L3Out (Shared Service) は、7. コントラクト及び9. L3Out (基本) の知識があること
- ACI 内部のデータ転送は複数の機能が連携することで成り立っているため、効率的に学習効果を得るため、5. ~ 7. は合わせて受講することを推奨
- 半日トレーニングで実際にトレーニングを提供出来る時間は休憩等があるため3時間です。3時間以内の範囲でトレーニングを選択可能です。1 日トレーニングで実際にトレーニングを提供出来る時間はお昼休憩、休憩等があるため6 時間です。6 時間以内の範囲でトレーニングを選択可能です。1.5 日の場合は9 時間、2 日の場合は12 時間、3 日の場合は18 時間、4日の場合は24時間の範囲で選択可能となります。
- ACI version 4.2 の内容でのトレーニング提供となります。
お見積もり・お申し込み等について
トレーニング費用の見積もりや申し込み等については弊社担当営業にご相談ください。
Cisco Learning Credits (CLC) もしくは AS-T でのお支払いとなります。
参考情報
CXポートフォリオ ダイレクトパートナー様向け 説明資料
こちらのスライドの slide 82 - 84 にも TAC 有償トレーニングの情報があります。