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Natsuki Takeshi
Cisco Employee
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本記事ではACIファブリック内でSpine/Leafのハードウェア交換を行う際の一般的な手順をご紹介します。


1. 交換用機材の準備

交換用に使用する新しいスイッチでは以下の事前準備を行う必要があります。

(1) NX-OSで稼働している場合はACI-OSへの入れ替えを行う
※ 手順は Nexus 9000シリーズ の ソフトウェアアップグレードおよびダウングレードガイド から
  『Cisco NX-OS から ACI ブート モードへの変換および ACI ブート モードから Cisco NX-OS への再変換』の項目をご参照ください (こちら)

(2) 現在ACIファブリックで使用しているOSバージョンと同じ もしくは 現在ACIファブリックで使用しているOSバージョンに直接アップグレード可能なOSバージョンに合わせる

(3) 以前別の環境で使用していたスイッチを使用する場合は以下のコマンドで初期化する
  # acidiag touch clean
  # reload

(4) その他
その他の注意事項について ACI Fabric Switch 交換時の注意事項 に記載しておりますので、こちらの記事も合わせてご確認ください。

2. 交換作業

(1) Fabric > Inventory > Fabric Membership > Registered Nodes から交換対象のスイッチを右クリックし、"Remove From Controller"を実行します。

01.png


(2) 確認のポップアップが表示されるため、"OK"を押下します。
※ Fabric Membership のリストから交換対象のスイッチが削除されます。交換対象のスイッチではConfigの削除と再起動が行われます。

02.png

 
03.png


(3) 対象のスイッチからケーブルを抜去します。
(4) 新しいスイッチのファブリックリンクを接続し、電源を投入します。
(5) LLDPで新しいスイッチが検出され、Fabric Membership > Nodes Pending Registration のリストに表示されるため、右クリックし"Register"を実行します。


05.png

(6) Pod ID, Node ID, Node Nameなどの必要情報を入力します。

06.png

 

(7) 新しいスイッチに TEP Address が払い出され、ステータスがActiveになっていることを確認します。

07.png

 

(8) ダウンリンクのケーブルを接続します。

 

参考:Decommission と Remove from Controller の違い

スイッチをACIファブリックから切り離す際に選択可能なオプションとして Decommission と Remove From Controller がありますが、これらの違いは以下の通りです。

メニュー 概要
Decommission Node ID、S/Nの紐づけ、TEP Address等の情報を保持したままスイッチをACIファブリックから切り離します。
将来同じスイッチが同じNode IDとS/Nで再接続することが予想される場合に、一時的にACIファブリックから切り離す際に利用します。
Remove From Controller 対象のNodeをAPICから完全に削除し、Node ID、TEP Address等のAPICから割り当てられた設定はリリースされます。

 

 


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こちらを、設計検討、運用検討の際にご活用ください。

 

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