Plan概要
Cisco Intersight Workload Optimizer(IWO)を利用していると既存のリソース状況をモニタリングする事ができますが、実際にサーバの変更などをシュミレーションするための、PLANというアクションがあります。
PLANアクション自体は本番環境へ影響を与えるものではありませんので、気軽に以下のような事をシュミレーション出来ます。
- ワークロードのパフォーマンスを確保しながらコストを削減
- リソースのスケーリングによる影響
- ハードウェアの変更
- 予測されるインフラストラクチャ要件
- ピーク時の需要を満たす最適なワークロード分散
- 既存のリソース間での最適なワークロード分散
現在実行できるPLANのシュミレーション項目は以下の通りです。
プランの種類
プランの実行
Intersight -> Workload Optimizer を選択してプランをクリックし、New Planを選択しプランを作成します。
プランの選択
このPLANではオンプレミス環境のハードウェアリフレッシュを想定したり、仮想マシンを追加した際の既存のサーバに対するリソース状況や、既存の環境を最適するためのシュミレーションが実行できます。
また、このPLAN自体の実行を行うこと様々な仮想マシンへ対する推奨を提示してきますが、実際にCPUやメモリーの増減を実施することはありません。
最適化していく上で既存の仮想マシンをどのように変更することが最適化への近道なのかを調べることができます。
プランの実行によりハードウェアの削減や次のサーバ選定でどの程度のハードウェアが必要か?をシュミレーションすることが可能ですが、あくまでPLANが提示してきた推奨のアクションを実行した後の結果が表示されます。
仮想マシンによってはCPUやメモリーの増減、ストレージの増減など変更が許可されていないマシンもありますので事前にポリシーでそのような仮想マシンに対してアクションの対象から除外することをお勧めします。
PLAN自体は何度実行しても本番環境への変更は発生しませんので、既存の環境の把握と最適化に向けてお試しください。