はじめに
本ドキュメントでは Cisco VIM (CVIM) のが提供する健全性確認方法を説明します。
前提
本ドキュメントは CVIM 3.2.2 を対象としております。
Cloud Sanity の実行
Cloud Sanity は CVIM のすべてのコンポーネントの健全性を確認するサービスです。主に以下のコンポーネントの健全性確認を実行します。
- RAIDドライブ
- Ceph OSD ドライブ
- Ceph サービス
- Openstack 各種サービス
- 各ノードの生存確認
- RabbitMQサービス
実行方法については以下を参照して下さい。
[CVIM] Cloud Sanity 実行方法
https://community.cisco.com/t5/-/-/ta-p/3947189
CVIM-Mon/Grafana の確認
CVIM-Mon が有効になっている場合には、Grafana にログインし各種Alertの確認及び時系列ベースでのイベントの確認を行うことができます。Grafana へのアクセス方法は以下を参照して下さい。
[CVIM] CVIM-Mon Dashboard のアクセス方法
https://community.cisco.com/t5/-/-/ta-p/4003865
RAIDドライブの健全性確認
いずれかのCVIMノードの RAID ドライブに問題があると考えられる場合には以下のドキュメントを参考にどのノードの物理ドライブが問題化を特定します。
[CVIM] ciscovim diskmgmt による RAID Drive の健全性確認
https://community.cisco.com/t5/-/-/ta-p/4004031
Cloudpulse の実行
Cloudpulse は Openstack の各種サービスの健全性の確認を行うサービスです。こちらの方法の利点として迅速にリアルタイムのOpenstackの稼働状況を確認できることです。実行方法については以下を参照して下さい。
[CVIM] CloudPulse について
https://community.cisco.com/t5/-/-/ta-p/4004484
Ceph 健全性確認
CVIM では Openstack Glance (Image) 及び Cinder (Volume) サービスのバックエンドとして Ceph 分散ストレージを利用しております。もし Openstack Image 及び Volume サービスで何らかの問題が発生した場合には、以下のドキュメントを参考に Ceph クラスターの健全性の確認を実施して下さい。
[CVIM] Ceph ヘルスチェック
https://community.cisco.com/t5/-/-/ta-p/4004058
Ceph OSD ドライブの健全性確認及び交換方法
Ceph OSD ドライブに問題があると考えられる場合には、以下のドキュメントを参考に問題のドライブの特定及び交換を実施します。
[CVIM] Ceph OSD Drive 交換手順
https://community.cisco.com/t5/-/-/ta-p/3897281
Alert情報の確認
CVIM-Mon (Prometheus) サービスが検知した Alert の情報を Management ノードから 1 コマンドで CLI で確認する方法です。実行方法については以下を参照して下さい。
[CVIM] CLIによるalertsの確認方法について
https://community.cisco.com/t5/-/-/ta-p/3946986
Openstack Nova 及び Neutron サービスの健全性確認
Openstack Nova 及び Neutron サービスに起因する問題が発生していると思われる場合には、以下の方法で各種コンポーネントの起動状態の確認を行って下さい。
[CVIM] Openstack Nova 及び Neutron の正常性確認
https://community.cisco.com/t5/-/-/ta-p/4004394
Tech-Support の取得
上記の確認で何らかの問題が見つかりCiscoサポートのヘルプが必要な場合には、対象のノードで Tech-Support をご取得の上、Cisco TAC までご連絡下さい。Tech-Support の取得方法は以下となります。
[CVIM] Tech-Support の取得方法
https://community.cisco.com/t5/-/-/ta-p/3896450