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Keito Kajiura
Cisco Employee
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    本ドキュメントでは、HyperFlex Edge クラスタの HX220c M5 の Housekeeping SSD 交換手順を説明いたします。

    注意:
    当手順の中に、Installer VM に格納されている復旧スクリプトを実行する手順が含まれています。作業前に同一 HXDP バージョンの Installer VM をデプロイしておく必要があります。

    また、本手順は HXDP のバージョン、筐体の型番によって手順が異なる場合があります。
    ご利用の環境に合わせた Cisco HyperFlex Data Platform Administration Guide の Managing Disks の Replacing Housekeeping SSDs の項目をご参考ください。


    [作業前確認]

    - FE作業
    1. 交換対象の Housekeeping SSD を確認します。
    HX Connect にログインし、[System Information] > [System Overview] の順に選択します。
    障害の発生している SSD を選択し、Disk State を確認します。
    *ディスクステータスの確認についてはこちら の"システム情報(System Information)"を参照ください。

    2. 該当 Disk の Slot Number 上で [Locator LED] の [ON] をクリックし(下図赤い丸部分)、ディスクの位置を確認します。
    2020-10-07_21h18_19.png

    [作業手順]

    - お客様作業

    1. 作業対象のホスト上で動作している仮想マシン(コントローラーVMは除く)を、別のホストへ移動しておきます。

     

    - FE作業 

    1. 以下のドキュメントのステップ1から4の操作を行って、対象ホストを HyperFlex メンテナンスモード にします。
    [HyperFlex] メンテナンスモード設定手順(HX Connect版)


    2. ベゼルを外します。(キーでロックを解除し、ラッチボタンを上にスライドしながら、左端から手前に取り外します)
    2020-10-07_22h46_07.png

    3. 作業前に確認した交換対象の SSD(Locator LEDが点灯)に対して、下図のように、リリースボタンを押し、イジェクターレバーを持ってSSDを引き出します。

    5.PNG

    4. 新しいSSDのレバーを引き出した状態で、手順5で空いたベイに挿入します。挿入後、レバーがロックされるまで押し込み、SSDを固定します。

    5.手順1で外したベゼルを元に戻します。


    [交換作業後確認]

    - FE作業

    1. 以下のドキュメントのステップ5の操作を行って、対象ホストの HyperFlex メンテナンスモードを終了します。

    [HyperFlex] メンテナンスモード設定手順(HX Connect版)

    2. HX Connect にログインし、[System Information] > [System Overview] の順に選択します。
    対象の SSD を選択し、Disk Stateの正常性を確認します。
    Locator LED が点灯している場合は、[OFF] をクリックしてください。


    [交換作業後HyperFlexの復旧作業]

    - FE作業 

    1. 交換対象ノードの Controller VM へ root ユーザーで SSH ログインします。 
    * HXDP 4.5 の場合は、下記のドキュメントを参考に、root権限を取得してください。

    [HyperFlex] HXDP4.5でCLIにrootアクセスする手順


    2. 以下のコマンドを該当 Controller VM で実行します。
    *このコマンドは交換した Housekeeping SSD をストレージ コントローラに追加します。
    *このコマンドを実施後、該当 Controller VM はリブートします。

    # /usr/share/springpath/storfs-appliance/config-bootdev.sh -r -y

    1.png









    3. 該当 Controller VM が起動するまで、10分程度待ちます。その後再度 SSH ログインし、以下のコマンドで交換したSSDでパーティション(sdb)が作成されていることを確認します。

    # df -ah

    21.png

     

    4. 以下のコマンドを 他の Controller VM(すべて)で実行し、Cluster version がすべてのノードで同一であることを確認します。

    # stcli cluster version

    4.png




     

    *参考までに、以下はディスク交換対象ノードでコマンドを実行した際の出力です。
    3.png

    5. HX Data Platform Installer VM から Installer package を /tmp フォルダにコピーします。

    # scp <installer VM _IP>:/opt/springpath/packages/storfs-packages-<バージョン>.tgz /tmp

    *HX Data Platform installer VM は SCVM と同バージョンである必要があります。
    *パスワードを聞かれた場合、 HX Data Platform Installer VM の root パスワードを入力してください。
    7.png

    6. HX Data Platform Installerのインスト―ラパッケ―ジを解凍します。

    # cd /tmp
    # tar zxvf storfs-packages-<バージョン>.tgz


    7. HX Data Platform Installer deployment script を実行し、Prompt が戻ってくるまで待ちます。

    # ./inst-packages.sh

    8.png

    8.インストールが終わったら以下のコマンドを実行し、サービスが実行されていることを確認します。

    # status storfs

    91.png

    9. Controller VMを再起動させます。

    # reboot


    10. 作業対象Controller VMのステータスを確認します。

    # stcli cluster info | grep state

    2020-10-11_18h48_49.png
    *vClusterが offline になっている場合は、他の任意の Controller VM で以下 のstcli node add -f コマンドを実施します。

    "Successfully added nodes" と表示されれば、コマンドは正常に実行されています。

    # stcli node add --node-ips <作業対象のESXiのIPアドレス> --esx-username root -f

    11.png


    [HyperFlex復旧作業後ステータス確認]

    - FE作業

    1. 以下のコマンドをいずれかの Controller VM で実行し、healthState が healthy、activeNodes が元のノード数になっている事を確認します。

    # stcli cluster info|grep -e healthState -e activeNodes
    healthState: healthy   <<<
    activeNodes: 3      <<<


    2. 以下のドキュメントを参照して、HX クラスタが正常な状態に戻っているかどうか確認します。

    [HyperFlex] HX Connect から HX クラスタの正常性確認方法


    [参考資料]
    Cisco HX220c M5 HyperFlex Node Installation Guide (Hybrid, All-Flash, & All-NVMe Models)

    Cisco HyperFlex Data Platform Administration Guide, Release 4.5 - Replacing Housekeeping SSDs

     

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