はじめに
Hyperflex 4.5 から、rootユーザーでのshellへのアクセスが制限されるようになりました。
障害対応での一部の作業は、TACを介してroot権限を付与した後、実施頂く流れとなります。
本ドキュメントでは、Hyperflex 4.5 でrootユーザーとしてshellにアクセスする手順について説明します。
参考ドキュメント:HXDP Release 4.5 - Secure Admin Shell
手順
1. HXのアドレスにadminユーザーでログインします。
ssh admin@X.X.X.X
この先の 2 〜 6 の手順は一連の作業として実施する必要があります。
チャレンジキー発行後に Exit で抜けると、レスポンスキーを利用できなくなります。
2. su rootコマンドでユーザー切り替えを実施し、Yを選択します。
su root
3. チャレンジキーを発行するために、1を選択します。
4. アクセス時間を入力します(最大4320分=72時間)。
5. アスタリスクの間の文字列を全てコピーし、TACまでご送付ください。レスポンスキーを作成し返信致します。
6. 2を選択し、TACから届いたレスポンスキーを入力します。
7. 「Do you want to sync the consent token to other controller VMs in the cluster(y/n)?」の質問は y を実行することで、クラスタ間でのトークンの共有、n を実行することで、ノード単体でのトークンの使用となります。
他のノードでも root 権限での作業をする場合は y を選択し、再度 root パスワードを入力します。
8. whoamiコマンドでrootユーザーとしてログインできたことを確認します。
whoami
9. rootユーザーとしての作業を実施します。
10. 全ての作業を終了したのち、exit コマンドを実行し y を選択してinvalidateします。
exit
作業実施前に予め root 権限を取得し、root 権限を保持する場合は exit コマンドを実行し、n を実行します。
n を実行した場合はトークンの有効期限内であれば、チャレンジキー・レスポンスキーのやり取りなしで root 権限へ昇格することができます。