はじめに
この記事では、Cisco Intersight Connected Virtual Applianceをご利用時にデバイス登録に失敗してしまう場合のチェックポイントについて紹介します。
概要
Intersight Connected Virtual Applianceをお使いいただく際に、ご理解いただきたい通信要件やCVAで管理対象デバイスの登録に失敗してしまう際などに役立つトラブルシューティングのガイドを作成致しました。
関連資料
[Intersight] CVA でのデバイスのターゲット要求(Claim)エラーのトラブルシュート
CVAにおけるコンポーネントと通信要件の整理

・CVA上で正しくデバイス登録をいただくためには、CVAモデルとSaaSモデルとの違いをご理解いただくことが重要です。
・Connected Virtual Appliance(CVA)はIntersightクラウドとの接続が必須となります。
・デバイス登録はSaaS上のIntersightではなく、オンプレミス上のConnected Virtual Appliance(CVA)に対して行います。
・デバイス登録の手順が異なります。SaaSモデルの場合はデバイスコネクタのDevice IDとClaim Codeの2要素をそれぞれ入力していましたが、CVAの場合はCVAの管理ポータルからデバイスのIPアドレス、管理者ID、パスワードの3つの情報で行います。
・管理対象デバイスはインターネットへのアクセスは不要ですが、CVAとの通信が必要です。管理対象デバイスからCVAのリソースレコードの名前解決が可能となるように参照先DNSサーバを適切に設定する必要があります。
・CVAと管理対象デバイス間にF/Wがある環境の場合は適切な通信要件の設定が必要です。
・管理端末からCVAの管理ポータル経由でデバイス上のvKVM接続を行う場合、管理端末とCIMC間で2068番のアクセス許可が必要となります
トラブルシューティングのステップ
CVA側と管理対象デバイス側それぞれで確認を行います。詳細の確認手順は関連資料をご参照ください。

まとめ
Intersightには運用管理を簡単にシンプル化できる様々な機能が用意されています。
本投稿に記載の内容を用いることで、CVAをよりスムーズにご利用いただくことが可能になります。
Cisco Customer SuccessではCisco Communityを通じて様々なベストプラクティス情報の提供を進めています。
こちらを、設計検討、運用検討の際にご活用ください。