はじめに
この記事では、Intersight Connected Virtual Appliance (CVA) 構築時に陥りやすい設定ミスについて紹介します。
構築時に発生する問題
1、Intersight CVAをIntersight Saasに登録出来ない
・見直しポイント (DNS設定)
Intersight CVAからインターネットに接続する必要があります。Intersight CVA構築にはDNSが必要です。設定マニュアルを見るとIntersight CVAの名前解決が出来ればよさそうに見えます。しかし、このDNSを用いてIntersight Saasへのアクセスする為の名前解決にも使用しています。新規にDNSを構築した場合、必ずDNSフォワーダ設定を行うか、Windows DNSサーバであればルートヒントを考慮下さい。
2、スマートライセンスの登録が出来ない
・見直しポイント (F/W設定)
スマートライセンスサーバとの通信経路にF/Wがある場合、設定を確認して下さい。SSLインスペクション機能が有効になっているとスマートライセンスサーバと通信出来ません。
3、Intersight CVAにサーバ登録が出来ない
・見直しポイント1 (IPアドレス、ユーザID/パスワード)
Intersight CVAに登録するには、ディバイスコネクタは使用しません。ディバイスコネクタ画面が赤くエラーになっていても問題ありません。FabricInter ConnectはUCS Manager、単体サーバはCIMCのIPアドレス、ユーザID/パスワードを使用して下さい。
・見直しポイント2 (DNSサーバ)
登録するFI / UCSサーバで使用するDNSはIntersight CVAホスト名の名前解決が出来ないといけません。かならず、Intersight CVAで使用しているDNSサーバを UCS Manager / CIMCで指定下さい。名前解決できないと登録作業が完了できずにエラー表示されます。