本ドキュメントでは MDS ログの tac-pac 取得手順について説明します。
tac-pac とは show tech-support detail の出力を圧縮して保存するコマンドとなり、Cisco TAC へケースをオープン頂く際に取得をお願いしています。
取得方法
下記のコマンドを実行します。
mds# tac-pac
Show tech details will take 4-8 minutes to complete. Please Wait ...
mds#
tac-pac コマンドを実行した際に、何も指定しなかった場合は、以下のように、show_tech_out.gz が、volatile に作成されます。
mds# dir volatile:
761771 Feb 28 09:24:14 2022 show_tech_out.gz
Usage for volatile://sup-local
761856 bytes used
208953344 bytes free
209715200 bytes total
mds#
tac-pac コマンドに対して、下記オプションを使用できます。
1.ファイル名の指定
2.ファイルの保存先を指定
これらのオプション使用例としては、以下のようになります。
mds# tac-pac bootflash:test.gz
Show tech details will take 4-8 minutes to complete. Please Wait ...
mds#
mds# dir bootflash:
800276 Mar 01 00:03:40 2022 test.gz
Usage for bootflash://sup-local
688869376 bytes used
2682658816 bytes free
3371528192 bytes total
mds#
ファイル生成後、ftp、tftp や scp 等を用いて、外部へ転送ください。
mds# copy bootflash:test.gz ftp:/tmp/
Enter hostname for the ftp server: XXX.XXX.XXX.XXX
Enter username: admin
Password:
Copy complete.
mds#
NOTE
tac-pac を取得する前には tac-pac が保存できる空き容量を十分に確保ください。
機器の設定や稼働時間等に依存するため、生成される tac-pac のサイズは一概には言えませんが、一般的に 数百MB 程度の空き容量が確保されていれば取得には十分だと考えられます。
dir コマンドで free の値より、空き容量を確認できます。
以上です。