はじめに
この記事では、NDFC (Nexus Dashboard Fabric Controller) が、Fabric 内のスイッチに対して copy run start を実行する間隔について紹介します。
関連パラメーター
NDFC では、[Fabric Overview] - [Switches] - [Actions] で copy run start を実施できます。手動で保存する以外に、NDFC は定期的にスイッチに対して config の保存が必要かチェックし、必要がある場合、 copy run start を Deploy します。チェックと Deploy の要否は以下二つのパラメーターで決まっています。

Save Switch Configuration Interval in minutes
このパラメーターは copy run start の実施要否をチェックする間隔を定義しています。デフォルトの設定は 120 分です。
Save Switch Configuration Quiet Time in minutes
このパラメーターのデフォルト値は 30 分です。Quiet Time は設定変更がなかった時間の間隔を示しています。以下の例を通して、二つのパラメーターの関係を説明します。

8:00 初めての設定変更が発生し、copy run start ジョブがセットされる。
9:40 設定が変更された。
10:00 120分が経ったため、copy run start の実施要否をチェックする。
過去 120 min 以内に設定変更があったが、過去 30 min 以内に変更なしという条件を満たしていないため、copy run start が Deploy されない。
10:55 設定が変更された。
12:00 120分が経ったため、copy run start の実施要否をチェックする。
過去 120 min 以内に設定変更があり、かつ、過去 30 min 以内に設定変更なしと二つの条件とも満たしているため、copy run start が Deploy される
14:00 120分が経ったため、copy run start の実施要否をチェックする。
過去 120 min 以内に設定変更がなかったため、copy run start が Deploy されない。
まとめ
デフォルトでは、NDFC が 120 分間隔で copy run start の要否をチェックし、過去 30 分以内に設定変更がなかった場合だけ copy run start を Deploy します。